きょうは長崎大学へホールボディカウンターの撮影に行きました。
内部被ばく線量を調べる装置です。
私が測ってみました。
もちろん、原発事故に関係する放射性物質は検出されませんでした。
福島では空気中に事故により放出された放射性物質は舞っていません。
(土などに付着しているだけ)
土埃を過度に吸ったりしなければ、問題ないのです。
だから短期間で福島に行っても、「内部被ばく」の問題はありません。
(もちろん場所にもよりますが)
長崎大学にホールボディが導入されたのは昭和43年。
原爆投下による内部被ばくを調査するために設置されました。
当時でいうと画期的なことだったそうです。
それ以後は活用することよりもなんとか維持してきた・・・という感じだったそうです。
今回の原発事故でこれまでに800人が検査しています。
関係者もテロは想定していたそうですが、原発事故、しかも日本の健康調査にここが活用されることになるとは「想定外」だったということでした。
原発事故が発生してから、私も医学部へ取材に度々足を運ぶようになりました。
実は今回の出張で、ホールボディを導入した教授にも取材をしてきました。
もともと長崎大学医学部は西洋医学発祥の地。
歴史があることはもちろん知っていましたが、
原爆という稀有な体験をし、被爆者の健康調査を続け、さらにチェルノブイリ事故でも現地に入って住民の健康調査を続け、
被ばく医療に関してのデータを蓄積し続けました。
その歴史とノウハウが、今の日本の一大事にいかされている。
それは本当はあってはならないことだし、残念なことですが、
壮絶な経験をした長崎が乗り越えて「世界のナガサキ」になったことを実感しています。
そしてあの原子野から復興した長崎は、これからの福島、そして日本への大きな勇気と希望につながると思っています。
1年ちかく福島そして長崎の被爆者や被ばく医療を取材してきて、私が感じたことです。
希望を与えられる地に住んでいること、そこで情報を伝える仕事についていること、さらに1時間という長時間で思いを伝えられることに感謝して、番組を作ろうと思っています。
・・・と今回の取材ではいろんなことを考えさせられただけに、なかなか構成がまとまりません。
番組がちゃんと完成するのか??
自分でも自信がなかったりしますが・・・色んな人の想いを伝えられたらと思っています。
「ここで生きる~ナガサキから見たフクシマ~」3月10日(土)午後4時放送。
あしたから編集に入ります!