第378回番組審議会は平成15年6月12日開催され、
1.「五島トラさん〜9人家族の10年」
委員長 新井信之 副委員長 井上展子
委員 田崎洋 榮岩吉郎 兪彭年 佐藤珠美 小野博人 光冨龍彦 入江みゆき
放送事業者側の出席は、5人でした。
<審議の概要>
1.「五島トラさん〜9人家族の10年」について
・離島の美しい自然、一方で若者達が島を離れ、高齢化の進む長崎県。
その特色を一家のドラマを通じて、発信していた。
・家族の絆、教育論、子別れなど1時間番組としてはテーマを絞り込んだ方が、見やすかったのではないか。
・10年間よく取材してあり、子供たちの変化を目撃できた。心に染み入る感動があり、もう10年後の姿も見たい。
・教育現場でよく言われる「生きる力」を育む姿をトラさん一家の日常に見た。
「子供に苦労させないで育てる」という風潮を考えさせられた。
・少子化や家庭崩壊などの問題を抱える現代を「平平凡凡」に生きるトラさん一家の暮らしは、
番組を見た人に家族や人生を考えさせた。
・家族が承諾したとはいえ、京都での次女の暮らし振りと幼い頃の末っ子の描き方には、
もう少し人権上の配慮をすべきであった。
・子供を自分の手で鍛えるというトラさんの姿勢が現代の子育てに対する批判のように受け取れた。
・取材対象の一家に溶け込んだディレクターの持ち味がこのドキュメンタリーを作り上げたと思う。
控えめな奥さんの目を通した欠点だらけの父親と子育てのカラ廻りが表現されていた。
・いいテーマだけに記録して追うのだけでなく、ドキュメンタリーとして現実を掘り起こして、
問題提起をして欲しかった。全体として何を言いたいのか不足していた。 |