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2021年04月28日

新型コロナウイルスの専門家に聞く マルっと!スタジオ解説「第4波の流行は『ただごとではない』という認識を」

マルっと!では、長崎市立病院機構の片峰 茂 理事長に新型コロナウイルスに関する疑問に答えていただきました。

スタジオロング 専門家に聞くT2.jpg

Q.長崎県内も感染者2桁が続いている。

A.第4波に突入したという認識。

Q.長崎医療圏では47%の病床が埋まっている。

A.第3波に比べて非常に急峻な立ち上がり。非常に速い流行の拡大傾向を示している。

病床.jpg

Q.これから5月11日までの「集中警戒期間」とはどういう期間?

A.非常に重要な期間。直近の数日間が極めて重要な意味を持つ。いま増加傾向にあるものを減少傾向に転じるには、いまがキーポイント。

Q.ゴールデンウィーク明けには感染者が3桁になるというシミュレーションもある。

A.急峻な立ち上がり、急速な流行拡大の原因のひとつが変異株ということは明らか。昨日と本日(2728日発表)は約60名の感染者が判明したが、実際に感染が起きて感染者が診断されるまで、1週間から10日のギャップがあると言われている。実際より遅れて診断される数は上がってくる。実際には発表される数の倍、あるいはそれ以上 いる可能性がある。今が非常に重要な時期。

Q.第4波、想定より早かった。要因は?

A.専門家は次の第4波はおそらく6月くらいだと予測していた。5月の連休後に上がってくる、と。しかし1カ月早かった。これには、第3波が収束したあとの市民の行動の変容。やっぱり油断があった。もうひとつは、変異株。3つめは、ワクチン接種のスピードが想定したよりかなり遅い。この3つの要因が合わさって、第4波の流行につながっていると思う。

ウイルス 何故感染が拡大?.jpg

Q.長崎市では4月28日から飲食店等に「時間短縮」の要請。

A.人出が減っているようだ。長崎県知事、長崎市長が「緊急事態宣言」に準ずる宣言を出した。その効果が得られたのだろうと思う。今増えているということは、1人の感染者から1人以上に感染を広げているということ。これを、1以下に抑えることで、カーブは減少に転じさせることが出来る。これには市民の行動変容以外にない。ここが勝負。ここを逃すと、さらにピークは大きくなるということだと思う。

思案橋.jpg

Q.この生活はいつまで続く?

A.ひとつのメドは、人口の半分以上が免疫を獲得すること。集団免疫が成立するところが一つのゴール。現在のワクチン接種のスピードがどこまで上がってくるか。秋には達成できればいいが。

Q.副反応が怖い、ワクチンを打たないという選択はあるか。

A.ワクチン接種は、あくまでも自主的なもの。拒否もできる。ただ今回のワクチンは従来の常識を覆すような効果がある。少なくとも二度目のワクチン接種後2週間後からは、ほとんど新たな感染者は見つかっていない。発症者もいない。非常に効果のあるワクチン。ぜひみなさん接種していただきたい。

ワクチン.jpg

Q.ゴールデンウィークの過ごし方は?屋外なら出かけてよいのか?

A.ここ数日、さらに連休中というのが最大のポイント。この第4波をいかに抑えるか。基本は「ステイホーム」。少なくとも、不特定多数の家族以外との接触をなるべく避けていただく。外出も最小限でこの数日間はお願いしたい。

どういった行動が必要?.jpg

Q.第4波を乗り切るためのメッセージを。
A.変異株の要素もあって、市民の行動変容が無ければ第3波の数倍の流行規模になる。重症化する患者もたくさん出る。ひいては医療が崩壊するという大きなリスクがある。そのリスクを回避するのは市民の皆さんの行動にかかっている。そういった意味で、第4波の流行は「ただごとではない」という認識をぜひ持っていただき行動変容に注力していただければ。

2021年4月28日放送「マルっと!」

モッテレでは片峰 茂理事長へのインタビュー動画を公開しています

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