2025年09月17日 18:48
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長崎の被爆三世がフランス・パリで講演し、現地の学生に被爆の実相や核兵器廃絶への思いなどを伝えました。
講演会は、150を超える国の学生や研究者が暮らすパリ国際大学都市で開かれました。
登壇したのは、長崎市の小学校教諭で被爆三世の平林千奈満さんと、広島市の研修医で被爆体験伝承者として活動する井上つぐみさんです。
平林千奈満さん(25)
「彼は毎日28km歩いて患者のところに通った」
平林さんの祖父は医師でした。
80年前、被爆者の治療で原爆投下直後の長崎に入り被爆しましたが、生前、多くを語ろうとはしませんでした。
平林千奈満さん
「私の祖父は(被爆の体験を)語らないことを選んだ1人だった。『他の誰も苦しませたくない』との強い願いを心に抱きながらも」
フランス人を含む約70人が、2人の話に熱心に耳を傾けました。
講話を聞いたフランス人
「世界で多くの争いが起きている今、私達は行動する必要があり、80年前に起きた残虐な出来事を二度と繰り返さないために時間をかけてでも努めなければ」
平林千奈満さん
「被爆体験がその時だけで終わらない、これからもずっと続くものなのだと」「私達が海外で長崎・広島の思いを発信していくことで、多くの方々に知っていただいて核兵器廃絶に向けた行動を取っていただく一助になるのかなと」
講演会が開かれたアメリカ館では10月9日まで、長崎・広島の被爆の実相を伝える写真や資料が展示されます。