御礼
大変遅くなりましたが、朗読会に来ていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
書いて頂いたアンケートを先ほど拝見しました。
その中に「被災地のことが気にかかりながらも、何もできないままの自分が、はがゆかった」・・・というような感想がありました。
私も同じです。
あの日、大きな衝撃を受けました。
数日は被災地の映像にくぎ付けでした。
6月には被災地を訪れ、南三陸町で取材もしました。
忘れてはいけない出来事だと強く感じていたはずでした。
でも・・・
その後、自分が何かをしてきたか、何かをできていたのかを考えると、「?」マークしか浮かんできません。
震災に関する取材をしたり、ニュースで伝えたりすることはありましたが、時が経つにつれ、どんどんと少なくなってもいました。
そんな中での「あの日を忘れないで」でした。
朗読会で、何かをできたことになるかは分かりません。
けれども、少なくとも朗読会だけでもすることができました。
それは、何もできなかった自分より一歩前進じゃないかと、思います。
放っておけば、記憶はどんどんと薄れていってしまいます。
けれど、震災はいつになったら終わるというものではなく、語り継いでいかなければならないものです。
朗読会をして終わり・・・ではなく、「あの日を忘れないで」を常に自分に言い聞かせて、これからも仕事と向き合っていかなければと思っています。