冬のこの時期、KTNスーパーニュースでは受験に関する話題を扱うことが多くなりました。
私も2年間、大学受験に挑戦したためいろんな思い出があります。
ただ「受験」というと私にとってはほろ苦い記憶ばかりなのですが、
それでも熊本市内の予備校に通っていた19歳の時は我ながらよく勉強したなと感じています。
高校卒業後、高い受講料を払って、両親に1年浪人させてもらうことになり、
当時私は一つの誓いを自分自身で立てました。
それは「食事と風呂・トイレ、催眠時間以外はできるだけ勉強時間にあてる」・・・
高校3年間、何となく部活動をやり、何となく日々を過ごしてしまった反省と
「このままじゃいけない」というあせりから考えたものでした。
勉強すると結果もついてきます。マラソンでいうと後列スタートからごぼう抜きで
順位を上げていくランナーのように成績はうなぎのぼり。模試を受けるのが楽しくなり、
ますますピッチが上がりました。
しかし、秋をピークにスタミナ切れ・・・成績が全く上がらなくなってしまいました。
かと言って下がったわけでもなかったのですが、受験勉強を本格的に始めて半年、
晩秋から年末にかけて、私は変化のない模試結果を見ながらあせりを覚えていました。
目標の大学への当時の判定は一応合格ラインに達していたので、今から考えると
そんなにあせりを感じなくてもよかったなと思うのですが、勉強したら当然成績がもっと良くなる
はず!と頑なになっていた私はひとりで勝手に不安を募らせていました。
そんな私を見て、両親や友人らは「少し休まんね」「息抜きも必要バイ」と言ってくれたの
ですが、全く耳に入ってきません。
結局休むのが恐くてそのまま、ゴールまで全力疾走することを選択したのですが、
これが大間違いでした。
受験本番になって集中力を欠いて簡単なミスを連発してしまったのです。
結局、力を発揮できなかったのは本当の実力がなかっただけなのですが、
ある大学の試験中に「歎異抄」の文字が浮かばなかったことは今でもたまに夢で見ます。
ただ、ほろ苦い記憶ではあるものの、消し去りたい記憶ではありません。
あれから約25年、一番の志望校には行けませんでしたが、19歳の時、がむしゃらに
勉強したことは、今の私の大きな財産になっていると実感しているからです。
でもでも、あの頃ちゃんと「栄養」と「休養」のことも考えていたら・・・・
いまさら思ってもどうしようもないことですが・・・
受験生のみなさん、あせりや不安を感じたら、受験シーズンに入った今だからこそ
ぜひ「ちょっと一休み」することも考えてみてはいかがでしょう。