
今年も8月9日を迎えました。
朝の内は雲がかかっていましたが
昼が近づくにつれ青空が広がり、強い日差しが照り付けていました。
本当に暑い一日でした。
私は1977年生まれの31歳で
元々は神奈川県の出身です。
戦争や原爆については授業で触れる以上に
耳にすることなく成長してきました。
周囲の友人も私と似たり寄ったりだったと思います。
そんなある日、広島出身の友人とこんな会話をしました。
お茶だか食事だかを楽しんでいるふとした瞬間だったと思います。
「夏と言ったら平和学習思い出すよね」
「えっ?何その平和学習って??」
「8月6日に学校行って原爆の話聞くでしょ?」
「夏休み中なのに学校行くの?何それ。初めて聞いた。」
「あれ?関東は違うんだ。
平和学習って全国的にあるんだと思ってた。
でもそれじゃぁ、吉井クンは原爆について何も知らないんだね」
ショックでした。
小さい頃から「原爆」や「平和」について
自然に学んでいる友人を単純にすごいと思いました。
当時の私は、それ位平和に対する意識が希薄で
何も知らなかったのです。
それから数年後、私は長崎に引っ越してきました。
取材で様々な所に行き、多くの話を聞きました。
「知る」ことで「意識」が育ち、
平和についても考えるようになりました。
あんなに何も知らなかった私も少しは変われたのです。
今年の平和宣言で田上市長は言いました。
『世界のみなさん、今こそ、それぞれの場所で、
それぞれの暮らしの中で、プラハ演説への支持を表明する
取り組みを始め、「核兵器のない世界」への道を
共に歩んで行こうではありませんか』
アメリカのオバマ大統領の
「核兵器のない世界」を目指すという演説を受けての言葉でした。
「世界を変えよう」という前向きなパワーと意欲を強く感じました。
人間は「知る」ことで変わるきっかけを掴むことができます。
もしそれが広がれば世界の流れだって変えられるかもしれません。
被爆地・長崎はそんなきっかけになる力を秘めた町です。
一人ひとりがその力を持っていると思います。
長崎に住む私達は今、何ができるのか。
そして、何をしなくてはならないのか。
被爆64年目のきょう、
まずは私達が「核兵器のない世界」に向けて
足並みを揃えて共に歩んで行かなくてはならないのかもしれません。
あなたが変わるきっかけは何ですか?










