番組審議会報告

ホーム番組審議会報告第568回番組審議会 2022年6月8日

第568回番組審議会 2022年6月8日

第568回番組審議会は、2022年6月8日にテレビ長崎本社で開催され、下記の番組について審議を行った。

審議議題番組「池島慕情~炭鉱閉山20年の島~」
2022年5月24日(火)19時00分~19 時54分放送

出席委員(順不同・敬称略)

菊森 淳文
田崎 智博
柴田 守
近久 宏志
大川 綾
内田 輝美
相本 倫子
藤岡 良規
以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議の概要

  • 池島に寄り添った、優しさを感じる番組で、池島だから住みたいという島民がいることも知ることができた。
  • 池島に残る人々の心情が伝わってきた。島の人々のつながりも丁寧に描かれていた。
  • 吹石一恵さんの淡々としたナレーションがとても良く、番組に入り込める要素になっていたと感じた。
  • 池島を視聴者に知ってもらうという意味で非常に意義深い番組だと思った。視点も温かく、現状を知ってほしいという想いも感じた。
  • 映像の美しさ、人々の素朴さが印象に残った。取材する側と取材対象者との信頼関係がよく伝わってきた。
  • 池島のおかれた客観的な現状が詳しく説明されていて、わかりやすかった。
  • 池島がいったいどのようにして経済的に成り立っているのかが、最後までわからなかった。この島の現状はよくわかったが、未来に向かっていくヒント、足がかりが、見えてこず、ぼんやりしているように感じた。
  • ドキュメンタリーにおいては、もっと切り込んでもいいのではないかと感じている。番組の主張に煮え切らないものを感じ、単に現状の不便さを伝えるだけでは、どうしても物足りなく感じた。
  • 「人口減少、高齢化、池島の悩みは、どこの地域にもやってくる課題です」という番組最後のナレーションについて、「課題」というふうに、ぽんと終わってしまうことが、どうなのかと感じた。課題とは何だったのか、どういうアクションをおこせば良いのか、誰がこの島を動かしていくのか、というところについて、疑問が残った。
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