番組審議会報告

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第571回番組審議会 2022年10月12日

第571回番組審議会は、2022年10月12日にテレビ長崎本社で開催され、下記の番組について審議を行った。

番組審議会事務局より、民放連放送基準の改正に伴う「テレビ長崎 番組基準」の一部変更について、番組審議会に諮問した。

審議議題番組 ドキュメント九州
「長崎だけ救われない ~被爆者ではない"被爆体験者"と呼ばれて~」
2022年9月20日(火)15時15分~15 時45分放送

出席委員(順不同・敬称略)

菊森 淳文
田崎 智博
柴田 守
近久 宏志
大川 綾
内田 輝美
前田 徹
藤岡 良規
以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議の概要 

  • 被爆体験者の定義が丁寧に説明されていてよかった。被爆体験者については、特に県外では、知らない人が多いと思う。意味がある番組だと感じた。
  • 被爆者だけではなく、被爆体験者の存在が若い世代に継承されていることも伝わってきてよかった。
  • 映像の力をあらためて感じた。視聴者の側の想像にゆだねる部分があったような気がした。
  • 懇切丁寧に作られ、緻密な構成になっている番組で、引き締まった番組であると感じた。
  • 裁判の結果については、もう少し客観的な説明が必要だと感じた。
  • 番組が進むにつれて、被爆体験者が何を求め、何を訴えているのかを引き出すことができていたのは、取材をする側と取材対象者の信頼関係の賜物だと思った。
  • 今、長崎県や長崎市が、この問題をどのように考えているのかを聞きたいと思った。
  • 番組は被爆体験者側の主張に基づいて作られているが、この問題を巡る当事者の一方の主張にだけに依拠して番組が進んでいった印象が拭えない。番組全体の長さの問題などもあると思うが、経過や制度の沿革の説明部分が少し足りない気がした。
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