番組審議会報告

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第576回番組審議会 2023年4月12日

第576回番組審議会は、2023年4月12日にテレビ長崎本社で開催され、下記の番組について審議を行った。

審議議題番組 ドキュメント九州
「しあわせの刻」
2023年1月23日(月) 15時15分~15時45分放送

出席委員(順不同・敬称略)

菊森 淳文
田崎 智博
柴田 守
近久 宏志
大川 綾
内田 輝美
前田 徹
藤岡 良規
以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議の概要

  • 30分番組だったので、物足りないなというイメージはあったが、逆に、この岩永夫妻の生活に対して、何も足さない、何も引かない、今の現状というのをうまく映し出していたので、ちょっと物足りないぐらいというのがちょうどいい放送時間、逆によかったのかなという印象を受けた。意味性認知症という初めて聞く病気のことも、嘉人さんがうまく番組の中でお話ししてくれてわかったし、やはり介護のつらさというのか、そこもわかったので、非常にいい番組だったと思う。
  • 淡々としたナレーション、BGM、食卓での状況とか、割と似たような場面の繰り返しではあるが、そこがリアリティの重さを上手に伝えられていたのかなと感じた。
    想像をうまくさせるつくりになっていて、現実を伝えるドキュメンタリーだが、見る側に結構想像の余地を残す、ちょっと映画みたいな作品かなというふうに思った。
  • 30分の番組を通して終始伝わってきたのは、本当に人間愛だった。今まさにコロナが終わろうとしていて、また、当たり前の世界に戻っていくんが、その当たり前というのをきちんと忘れないで、向き合っていかなければいけないなって、そんなことも思わせてくれた。
    それぞれ見ている方たちが、当たり前って何だっけとか、いろいろなことを考える番組になったんじゃ
    ないかなというふうに思う。
  • 意味性認知症という難しい病気になって、言葉が失われているということですが、言葉が失われていることのほかに、明らかに身体的な機能を損なわれているようにお見受けをするわけで、そこの説明が少し不足はしているかなというふうに思った。それから、この状況がいつごろ始まって、どれぐらい継続しているのかということが少し気になった。
  • 近い経験を持つ視聴者は共感できたと思うが、現在進行形の視聴者にとってはどう映ったのだろうか?このご主人のように大変ながらも穏やかな境地に至るイメージが見えただだろうか?
    30分では本当に短い。それに尽きる。掘り下げ切っていないと感じる。60分で作るべきだったと感じた。
  • 「幸せ」というキーワードが、結婚披露宴から現在の介護に至るまで、夫の語りから視聴者によく伝わり、「しあわせの刻(とき)」という番組名が大変印象に残るものだった。興味深く視聴した。
  • 非常に心が揺れ動いた作品で、最近ではめったにこういうのはなかったと思う。その中でも、若いときの結婚式のシーン、人間愛という言葉も出てきた。そして、暗というのがずっと続く暗ではなくて、心の持ち方次第で段々と慣れてきて日常になっていく、そういう性格のものなのかなと思って見ていた。ある意味、非常に難しい作品だなと思った。
  • 題名の「しあわせの刻」って一体どういう意味なんだろうと、幸せだった刻ではなくて、今が幸せなんだということを描きたいんだと思って、こういうのって究極の愛がないと、なかなかこの状態にはなれないんじゃないかなと思って、ものすごく葛藤した。そんな課題をくれた作品だと思った。
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