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第577回番組審議会 2023年5月10日

第577回番組審議会は、2023年5月10日にテレビ長崎本社で開催され、下記の番組について審議を行った。

審議議題番組 朱色のロマンス航路
2023年3月31日(金)  15時45分~16時50分放送

出席委員(順不同・敬称略)

菊森 淳文
田崎 智博
柴田 守
近久 宏志
内田 輝美
前田 徹
藤岡 良規
北村 由香
以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議の概要

  • 長崎、佐賀の一部を詳しく紹介する番組が、アフターコロナの、いよいよ人流が活発になる今の時期において、ベトナム全土で放送されると、こういった事実がとにかくすばらしいなというふうに感じた。KTNといった地方ローカル局がこういった番組を多くつくっていくということは、いろいろな意味で有効だなと思っていて、特に長崎という場所は歴史的な遺構が多い場所で、他の地方以上にこういう番組を作って放送することで、海外にプロモートしていくというのは、非常におもしろいなと思って、わくわくしながら見ていた。
    他の国ともっとこのような番組づくりを今後KTNがしていけば、もっとおもしろいな、わくわくするなというふうに、感じた。
  • ベトナム全土で放送された番組を翻訳して再構成したものだということは、番組の冒頭では伝わってきたが、それをもうちょっと途中途中、随所にアナウンスしてもよかったのかなと思う。逆に、そういう目線で見てよねっていうふうに言われると、ああなるほどね、というところはたくさんあったのかなというふうに思う。荒木宗太郎さんとそのアニオー姫のそもそもの出会いだったりとか、アニオー姫が日本にいらっしゃってからどんな生活をされていたのかなっていうのは、一個人としては興味があったので、もう少しそこを掘り下げてもよかったのかなというふうに思った。
  • 主に外国の方が編集されて、外国で放送されたという前提で見ていたので、私自身は、それもある意味新鮮な感じで見られて、確かに日本でつくるテレビ番組とは一味も二味も違うなと思った。それはそれで楽しめたという感じに思った。
    長崎だけ、県内にとらわれず、佐賀とか県境を越えて番組をつくられたことというのはよかったかなと思う。外国の方にとっては、多分長崎県というくくりはあまり関係ないと思われるので、そういうエリア全体という感じで紹介できたのもよかったかなと思っている。
  • 長崎としてインバウンドは、大事であり、ベトナムで紹介されているということを冒頭に言っていたが、向こうでどんな反響だったのかなとか、先に放送していらっしゃる番組なら、そういうことが、少しナレーションで入ったらよかったのかなと思う。
    長崎に住んでいるけど、長崎以外から来た私自身は、へえなるほどね、と思って実は見ていたので、番組の構成の、最初の長崎の構成としては、とても素敵な話で、勉強にもなったし、番組自体はすてきな番組だったと思っている。
  • すごい違和感があって、何で違和感があるのかなと思ったら、この番組が、ベトナムで放送したものを翻訳、再構築したものというところで、今回の放送でも冒頭にその説明はあるんですけれども、そこをしっかり理解しておかないと、日本の番組に慣れている私たちにとってはすごい見づらい部分があって、そこをもうちょっと強調してほしかったなっていうところです。逆に、そこの違いをはっきり出してくれていて、常にわかるようにしていれば、ベトナムのテレビ局がつくった場合は日本とこんだけ違うんだよって、そういう楽しみ方もできたのかもしれないなと思った。
  • ベトナムのテレビ局と提携とか合作とかするんだ、ああ向こうではこんななんだなと、ベトナム向けにつくるとこんなふうな番組になるんだなというふうに考えながら見てくれるほど、一般の視聴者ってそんな親切なのかという気がどうしてもするわけです。もちろんそういうふうにして思えば、それはそれなりにあり得る番組なのかなと思うんですけれども、本当に、ちょっと翻訳してそのまま流す、そのまま流したわけではないんだろうと思うのですが、そのことについて、例えば、これまでにいろいろな他の県の放送局とかで取り組みをされているが、やはりそういうふうな感じで、地元向けにも同じように放送をされてきたんだろうかとか、あるいはこれを流すことについて、KTNの局内で何か議論とか、あるいは異論とかなかったんだろうかと、感じた。
  • ベトナムと長崎の関係を密接にしていくというのは非常に重要な仕事だと思うし、意義がある。これからアジアからの誘客の中で最有力なのは、シンガポールとベトナムとタイが中心になっていくと思う。これを観光戦略的に使っていくというのは、大賛成。そこが一番のメーンの部分で、そういう意味で、普段からの友好関係を高めるような番組を常に映像として流していくということは、ベトナムの国にとっても大事だし、長崎、佐賀にとっても非常に大事だなと感じた。
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