【退社のご報告】幸せな4年間でした

中村葉月です。2024年3月31日をもって、新卒からお世話になったKTNを退社することにいたしました。あっという間でしたが、とても濃く幸せな4年間でした。これまでの思い出を振り返りたいと思います。

2020年4月に入社し、5月に報道部に配属。6月には初めて生放送のニュースを読む「初鳴き」でした。世界中で新型コロナの感染が拡大する中、世の中が不安定で私の心もざわざわ。不安だらけの毎日でした。

入社半年後の2020年10月。休暇に入った先輩アナウンサーの代理で、1週間メインMCを務めました。初日は緊張しすぎて何を話したか覚えていないほどでしたが、３日目には「MCの仕事とは何か」を自分なりに感じることが出来ました。番組を明るい雰囲気にしていく、ゲストが話しやすい空気を作っていける、そんなMCになりたいと感じた日でした。

2年目からは、毎週月曜の中継コーナー「葉月のイマココ！」を任せていただきました。ニュースとは全く違う伝え方、生中継独特の緊張感に刺激を受け、悩みながらも少しずつ成長できているような気がしていました。

「葉月のイマココ！」の中継の様子は、アナウンス大賞新人部門で奨励賞をいただき、どんなに頑張ってもなかなか自信を持てない私の背中を押してくれたようで、本当にうれしかったです。

3年目からはニュースのMCを任せていただきました。記者としての仕事と両立しながらでいっぱいいっぱいになることもありましたが、先輩たちの支えもあり、どの仕事にも使命感を持って真剣に向き合ってきました。

新型コロナが落ち着きを見せてからは、ようやくイベントにも出演することができました。

ハロウィーンの取材では、ゾンビメイクに挑戦したことも...！

フジテレビで放送された「逃走中」の年末特番に出演するという貴重な経験もさせていただきました。

振り返ると、本当にたくさんの思い出があります。うまくいかなくて落ち込むことは数えきれないほどありましたが、それと同じくらいたくさんの喜びを感じることが出来ました。取材で多くの方と出会って、その後も仲良くさせていただいている方もいらっしゃいますし、視聴者の皆さんに街で声をかけていただくこともありました。私は県外出身ですが、長崎の皆さんは本当にあたたかく受け入れてくれて、長崎のことが大好きになりました。感謝の気持ちでいっぱいです。4年間、様々な方を取材させていただき、様々な生き方を知って、自分の世界もぐんと広がったようにも思います。同時に、いかに自分がちっぽけな人間なのかも思い知りました。

退社を決めた理由の一つは、私も「挑戦したい」という気持ちが芽生えたからです。KTNのことも長崎のことも大好きです。恵まれた環境に守ってもらいながら自分の弱さに向き合わずに生きていくこともできますが、社会の厳しさや世界の広さをもっと知って、挫折しながら成長し立派な大人になってみたいという思いが湧いてきました。退社後は、日本を出て、自分で選択し、自分で行動する１年を過ごすつもりです。挑戦の様子は、YouTubeやインスタグラムなどで発信しようと思っているので、これからも見守っていただけると嬉しいです。