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長崎3区補選で自民党は「不戦敗」 野党候補の一騎打ちへ

2024年04月02日 18:32

告示まで残り2週間となった衆議院長崎3区の補欠選挙をめぐり、自民党本部は候補者を擁立しないと明らかにしました。

自民党の長崎県連の古賀会長は次の総選挙に向けて準備するとしています。

自民党 茂木敏充 幹事長
「今回、長崎3区については候補者の擁立を見送ることにしました」

自民党の茂木幹事長は候補者を擁立するか調整が続いていた長崎3区の補欠選挙について見送ると明らかにしました。

次の総選挙で県内の区割りが新しくなることを理由に挙げています。

告示まで2週間前というタイミングでの決定です。

自民党 茂木敏充 幹事長
「長崎3区においても、補選に至った経緯もあり、党にとってなかなか候補者を擁立しにくい状況にあったのも事実」「きょうも長崎県連と話をして今回 候補者擁立を見送ることについてはご理解をいただいたので、本選に向けて1区、2区、3区と勝利できるように取り組んでいきたい」

自民党の長崎県連の内部からは「戦うべき」という声も根強くありました。

自民党長崎県連 古賀友一郎 会長
「主戦論を唱える皆さんは次の総選挙をにらんでの意見が多かったと思う」「最終的に公認権限を持つ党本部が下した結論ですから、我々はそれを受け入れた上で次の目標たる総選挙に向けて力をあわせて進んでいくほかないと思っている」

補選には立憲民主党が山田勝彦 衆議院議員(44)、日本維新の会が井上翔一朗さん(40)の擁立を決めています。

立憲民主党長崎県連 山田朋子 代表
「今回の補選自体が自民党の政治と金の問題で行われている。私どもとしては自民党も候補者を出したうえで立憲民主党の支持を集めたかった」

日本維新の会 長崎県総支部 山田博司 幹事長
「(自民党の対応は)政治不信を増長させると思う」「今回の選挙で終わりではない。今回の戦いが次の戦いにつながる、こういった戦いをしていきたい」

野党の一騎討ちが見込まれる3区の補選は4月16日に告示され、28日に投開票が行われます。

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