ホームニュース川原慶賀の「長崎出島之図」47年ぶりに修復 幕末の“出島絵巻”が鮮やかに

川原慶賀の「長崎出島之図」47年ぶりに修復 幕末の“出島絵巻”が鮮やかに

2024年04月04日 17:19

生き生きとした当時の様子が、より伝わるようになりました。

幕末に活躍した長崎の絵師・川原慶賀が当時の出島を描いた絵の修復が終わり、4日から展示されています。

KTN記者
「オランダの国旗や商館歩いている人まで当時の様子がくっきりと」「長崎出島之図が修復され一般公開されています」

長崎大学附属図書館 経済学部分館が所蔵する「長崎出島之図」です。

出島オランダ商館の絵師、川原慶賀が幕末の1820年から1830年頃の出島の全景を描いたものです。

傷みや汚れ、シミなどで劣化していたため、旧日蘭学会の基金を使って47年ぶりに修復されました。

京都の専門業者が約4カ月かけて修復し、黄ばんで見づらかった絵が明るくなり、細かいところまで見やすくなりました。

長崎大学附属図書館経済学部分館 宮脇英俊さん
「これが戻ってきたときにはオーっと言いました。感動しました」「(出島を描いた図は)平面的なものが多い。ただこの出島の図は立体的に描かれている」「人がたくさんいるのが分かる。オランダ人や武士や町人がいるので、これを見るだけで楽しい」

長崎出島之図は長崎大学附属図書館 経済学部分館で6月2日まで公開されています。(入場無料)

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