ホームニュース宮崎の落雷事故 県内の学校、スポーツ団体の基準や取り決めは?【長崎】

宮崎の落雷事故 県内の学校、スポーツ団体の基準や取り決めは?【長崎】

2024年04月04日 18:00

宮崎市で3日、落雷で部活動中の高校生18人が搬送される事故がありました。

雷注意報が出ていた中で行われていた部活動。

県内ではどのような対策をしているのか、スポーツ関係者に聞きました。

3日に宮崎市で高校生がサッカーの試合に向けたウォーミングアップをしていたグラウンドに雷が落ちました。

生徒18人が病院に搬送され2人が重症、1人がいまも意識が戻っていません。

現地には当時、雷注意報が発表されていました。

長崎地方気象台 安留幹雄 統括予報官
「県内の大気の状態が不安定で発雷の可能性があるときに雷注意報が発表される」

気象台によりますと、雷注意報は2023年には年間で県内に86回も発表されています。

安留幹雄 統括予報官
「自分の頭の上が青空でも、周辺で雨が降っていればやがて近づいてくる」「高い木のそばに逃げても被雷するので、できれば屋内に避難」

雷への対応は国もガイドラインを設けていますが、県教委は最終的な判断は学校の指導者やスポーツ団体に委ねているということです。

県サッカー協会は独自の対策をとっています。

主催する大会の全てで、雷の発生地点との距離の近さを知らせる「雷探知機」を使用しています。

県サッカー協会 末吉成仁 専務理事
「ピピッと反応する。注意、警戒、危険と」

探知機が反応したら気象台に近くの雷の発生状況を確認して中止の判断をしています。

末吉 専務理事
「(雷の)音が聴こえなくなった時点から20~30分空けるのが今の指針」「暑熱対策も雷も、早めの中断、休憩、水を飲むなどが必要だし、雷に打たれた時の対処や熱中症の対処も(運営する側は)ずっとやっていかないといけない」「誰でもどこでも楽しくサッカーができるように」

梅雨の時期から夏にかけては雨が増えるため、雷の発生も増える傾向にあります。

気象台は雷の状況を確認できる気象庁「雷ナウキャスト」などで状況を確認してほしいと呼びかけています。

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