ホームニュース春闘で大幅賃上げ相次ぐ 連合長崎の結成以来の高水準に

春闘で大幅賃上げ相次ぐ 連合長崎の結成以来の高水準に

2024年04月09日 17:44

2024年の春闘は人手不足などを背景に多くの企業で大幅な賃上げとなりました。

連合長崎としては1989年の結成以来、最も高い賃上げ額です。

連合長崎によりますと、春闘で月あたりの賃金改善を要求した138の加盟する労働組合のうち、9日までに半数を超える71組合が妥結しています。

このうち「満額」、もしくは「要求を超える賃上げ」となった組合は半数を超え、定期昇給込みの賃上げ平均は1万3801円と、前年と比べて4625円上がりました。

連合長崎 高藤義弘 会長(※「高」は「はしごだか」)
「会社の人手不足対策も含めて、そういう状況が重なって結成以来の高水準が今の段階では獲得できている」

特に造船など製造部門の上げ幅は高く、人材確保のため初任給の引き上げなどもみられたということです。

これから交渉が本格化する中小企業の賃上げは、上昇したコストを企業が価格転嫁できるかがポイントで、消費者の意識を変えることも必要だとしています。

高藤義弘 会長
「自分たちが思い描くのは、物価も上がるが賃上げもする、そうやって経済も好循環になるという流れをつくっていきたい」

次の集計結果の公表は5月10日の予定です。

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