ナレーターは大谷亮平さん！

ディレクターとして初の1時間ドキュメンタリー番組を担当しました。KTNで5月28日（火）午後7時放送の「私たち、転校しました～日本一15回のバレー部～」です。

指導者の定年退職により、私立高校から県立高校に転校したバレー強豪校の部員の1年を追った番組です。去年秋に30分のドキュメンタリー番組を作ったときは自分でナレーションを担当しましたが、今回はより多くの人に見てもらえるようタレントさんにお願いしようと考えました。誰に依頼しようか悩んでいるなか、ともに番組を作ってきたカメラマンが良いアイディアをくれました。それが、俳優の大谷亮平さんでした。大谷さんは、某ドラマの影響でラグビーの印象が強い方ですが...実は大阪府のバレーの強豪・清風高校の出身。ダメ元でお願いをしたところ、こころよく引き受けて頂きました。そして、大谷さんと初対面のナレーション撮り本番。いつになく緊張していた私ですが・・・スタジオに入ってきた大谷さんは、とても柔和な方でした。「あまりナレーションの仕事はしていないし、僕なんかでいいんですかね...」などとおっしゃっていましたが、いざ収録が始まると、見事な大谷ワールドに。「優しい兄貴」のような語り口で、ストーリーがぐっと引き立てられていきました。ＭＡや音効というプロの仕事もあいまって、構成の全てを知っているディレクターの私が、ある場面では、もう1度涙するほどの仕上がりでした。多くの人に関わっていただき、自信の作品ができあがりました。