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モデルナワクチンの効果や副反応は? 長崎県で12日からワクチン大規模接種スタート 対象拡大へ

2021年06月11日 18:20

マルっと!が注目したニュースをお伝えする「マルイチ」。

テーマは、12日から長崎県内で始まる、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種についてです。

7月にかけて、長崎市と佐世保市の2つの会場で行われることになっています。

6月12日から7月2日までの、2会場あわせた最新の予約状況です。

1万9700人の枠に対し、3856人と約19.6パーセントです。

予約が埋まっていないことを受け、長崎県は、接種対象を拡大すると発表しました。

長崎県は、12日から7月にかけ、長崎県庁と佐世保市のサンパーク吉井で、新型コロナワクチンの大規模接種を行います。

対象は「長崎県内の自治体から接種券を受け取った65歳以上の高齢者」で、電話とインターネット、はがきで予約を受け付けています。


6月11日 午前8時半時点の予約状況です。

12日から1週間は1日に長崎県庁で600人、佐世保で300人が接種可能で、初日の12日は、ほぼ埋まっています。

ただ、13日日曜日は、長崎県庁で350人、佐世保で50人ほどの空きがあります。

月曜日も合わせて350人ほどの空きがあります。

そこで長崎県は11日、予約枠に余裕がある場合は、接種券を持たない一部の人たちにも拡大すると発表しました。

◆基礎疾患のある人

◆高齢者施設、障害者施設のスタッフや利用者

◆重い精神疾患や知的障害のある人、難病患者やその親族

◆子供や不特定多数の人と接する機会の多い保育所や警察、学校の職員、公共交通機関の運転士などとしています。

予約に空きがあるときは、長崎県から、これらの団体に案内がいくということです。

自治体の優先接種の方針によって、接種券を持っている64歳以下の人も対象となります。

ワクチンの大規模接種をめぐっては、予約が低調であることを受け、「接種対象者の拡大」を求める声が上がっていました。

長崎県は「高齢者への接種を阻害することがないように配慮する」としています。

12日から始まる大規模接種と、これまで長崎県内で行われてきた接種には大きな違いがあります。

ワクチンの種類です。

大規模接種で使われるのは、「モデルナ社」のワクチンです。

長崎県内でこれまで主流だったファイザー社のワクチンとの違いは。

日本ワクチン学会の理事でもある長崎大学大学院 森内 浩幸 教授に聞きました。

長崎大学大学院 森内 浩幸 教授(日本ワクチン学会理事) 「この2つのワクチン、非常によく似たワクチンで、大きな違いはないと思っていい。有効性=発病を防ぐ効果はどちらも94~95パーセント程度。命に関わることを抑える効果はほぼ100パーセントと言われている」

一方、副反応については。

長崎大学大学院 森内 浩幸 教授(日本ワクチン学会理事) 「副反応として出るものも非常に似ている。一番危惧されているアナフィラキシーという重症のアレルギー反応は、どちらもまれだが、モデルナの方が、さらにその数は少ないと思う。ただ、注射をしたあとで起こるいろんな炎症反応、打った場所が腫れたり、痛くなる。特に2回目の接種の後で熱が出たり体がだるくなるような反応は、どちらかというと、モデルナ社の方がファイザー社よりも出る傾向がある。ただこれは、ワクチンが十分に働くための準備段階みたいなもの。しばらくすると収まっていく」

森内 教授によりますと、モデルナ社のワクチンを接種した人のうち、0.8パーセントが、約1週間後に接種した場所が赤くなったり「痛がゆさ」を感じたりしたといいます。

長崎大学大学院 森内 浩幸 教授(日本ワクチン学会理事) 「俗に、モデルナアームと呼ばれている。これは0.8パーセント。120~130人に1人なので、まあまあの数起こる。これも自然と治っていく」

大規模接種の予約率が低調となっている背景には、ワクチンへの不安があるとみられます。

森内 教授は、改めてワクチンの安全性を訴えます。

長崎大学大学院 森内 浩幸 教授(日本ワクチン学会理事) 「このワクチンの安全性は、大人に関してはもう世界で十分すぎるデータが出ている。有効性が非常に高く、感染を防ぐ効果も2回の接種を終わらせると、85パーセントあると分かっている。多くの人が接種をすることで集団免疫が確立され、社会の中でこの病気が広がる可能性がずいぶん低くなる。特に高齢者の接種が一とおり終わると、仮に広がっていっても重症の患者としてICUに入り、命を落とすことがなくなるので、例年のインフルエンザの流行と変わらないか、それ以下になる可能性もある。接種が広がっていくことは、普段の私たちの生活に戻していく確実なステップになる」

12日からワクチンの大規模接種が始まりますが、12日・13日は、長崎市に出ていた緊急事態宣言の解除後、初めての週末です。

飲食店などの営業時間の短縮も終わっていますが、森内 教授は「気が緩み過ぎないようにしてほしい」と話しています。

森内 教授は、基本的な感染症対策の徹底に加えて、熱中症に気をつけながら人前ではマスクをつけること、密を避けることなどを心がけてほしいとしています。

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