ホームニュース福祉学ぶ高校生が「介護テクノロジー」体験 若い世代に介護の魅力を発信【長崎市】

福祉学ぶ高校生が「介護テクノロジー」体験 若い世代に介護の魅力を発信【長崎市】

2025年01月28日 19:05

介護の魅力を若い世代に伝えます。

介護施設で使われている電動の機器など「介護テクノロジー」に触れてもらう体験会が長崎市で行われました。

高校生が体験しているのは電動歩行器。

歩行をアシストしています。

こちらは、背の部分が倒れ、フルフラット、平らになるため、ベッドに楽に移ることができます。

介護の現場で高齢者や障害者などの「利用者」と、その生活を助ける「介助者」の負担を科学技術の力で軽くする機器の体験会です。

長崎玉成高校など長崎市内にある3つの高校で福祉を学ぶ40人が参加しました。

利用者のお尻を浮かせて移動できるこちらの機器は排泄を支援するためのものです。

高校生
「行けてる?」

「おー!アトラクションしよる」

体験した高校生
「すごい楽だった」

体験した高校生
「ボタン押すだけなのでわかりやすい。説明が書いてあるので見ただけでわかりやすい」

遠隔での見守りだけでなく、愛らしいしぐさのコミュニケーションロボットは高校生に大人気です。

高校生
「前まではすごい大変な仕事と思っていたが、機械を使って仕事ができるから少しは楽なのかなと思った」

県によりますと県内では2026年度までに介護職員が3万人必要とされていますが、2022年度時点では1500人ほど足りていませんでした。

一方で、テクノロジー機器を取り入れている介護施設は、2021年度は全体の41パーセントでしたが、今年度は75パーセントと導入が進んでいます。

通所介護施設の生活相談員
「ICTも入り、働きやすくなっているというのを広く知ってもらえたらと思う」

高齢化により、今後も施設利用者の増加が想定されることから、県では若い世代に介護の魅力も発信していきたいとしています。

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