ホームニュース樹木を管理する職人「アーボリスト」高さ15mの木に登って作業 急傾斜の雑木林を“伐採か共存か”

樹木を管理する職人「アーボリスト」高さ15mの木に登って作業 急傾斜の雑木林を“伐採か共存か”

2025年04月03日 19:29

長崎市の寺で「アーボリスト」と呼ばれる職人が、樹木の手入れを行っています。



木を元気な状態で保とうと、高さ約15mの木での作業を続けています。





登山のクライミングのような装備を身に着け、高さ約15mの木に登って作業する「アーボリスト」です。

「アーボリスト」は、木が生い茂って高所作業車やクレーン車が入れない場所で、樹木を管理する“職人”です。

長崎県内には数人しかおらず、日本ではなじみがありませんが、アメリカでは警察官などと並ぶ人気の職業とされているそうです。

「アーボリスト」合同会社長崎火錬 兵働陽介代表
「木を元気な状態で保てるように、枝を切っている」
「そのまま維持管理する木の医者や看護師のような存在」



長崎市小ヶ倉の了願寺の裏には急傾斜の雑木林があり、大木が隣接する家屋に倒れかかるおそれが出ていました。

そこで住職が、できるだけ自然な状態で危険性を取り除きたいと「アーボリスト」に依頼しました。

指示を出すのは兵働さんの師匠にあたる福岡在住の樹木医・古賀政範さんです。

「樹護士アーボリスト」古賀政範さん
「切らなければしょうがないものはしょうがないが、共存できる部分ではどうやって共存していくかを探していくのも、アーボリストの使命だと思っている」



了願寺の樹木の手入れは今週いっぱいの予定です。

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