ホームニュース医療搬送ヘリが壱岐沖で一時消息不明 海上で転覆状態で発見 対馬市の患者死亡【長崎県】

医療搬送ヘリが壱岐沖で一時消息不明 海上で転覆状態で発見 対馬市の患者死亡【長崎県】

2025年04月06日 22:43

6日、午後3時前、長崎県対馬市から福岡市内の病院に向かっていたヘリコプターが
一時 消息を絶ち、海上で転覆している状態で見つかりました。

搭乗していた6人全員が救出されましたが、およそ2時間後に女性患者の死亡が確認されました。

第七管区海上保安本部によりますと、6日午後2時50分ごろ「対馬東方沖でヘリコプターが消息不明」との一報が入りました。

一時 消息を絶ったのは福岡市の「福岡和白病院」の医療搬送ヘリ「ホワイトバード」で、佐賀市の航空会社が運航を担っていました。

ヘリは 6日午後1時半ごろに対馬市の86歳の女性患者と付き添いの68歳の男性を乗せて対馬空港を離陸。

和白病院に向かう途中で連絡が途絶えたということです。

そして午後5時すぎ、捜索していた巡視船が壱岐市の北約30キロの海上で転覆した状態のヘリを見つけました。

ヘリには 当時患者と付き添いの家族、和白病院の医師と看護師、それに機長と整備士、あわせて6人が乗っていて、午後7時前までに全員が救出されました。

このうち患者はおよそ2時間後に死亡が確認され、付き添いの家族と医師は心肺停止状態。

また、緊急用フロートにしがみついていた機長と整備士、看護師の3人は意識がありますが、低体温症などの疑いで和白病院に搬送されたということです。

運航を担当していた佐賀市の航空会社では、所有する別の機種が2024年7月に福岡県柳川市で墜落し、2人が死亡する事故がありました。

これを受け和白病院は、約半年間にわたりホワイトバードの運用を見合わせていましたが、救急医療は必要だと再開を判断したということです。

ヘリは事故の2日前に行った50時間点検で異常は確認されず、機長は健康上の問題はないと会社に申告していました。

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