ホームニュース坂本龍馬など幕末の志士と親交…女傑と呼ばれた貿易商・大浦慶に学ぶシンポ【長崎市】

坂本龍馬など幕末の志士と親交…女傑と呼ばれた貿易商・大浦慶に学ぶシンポ【長崎市】

2025年04月14日 17:07

幕末の長崎で茶の貿易商として活躍した大浦慶に学ぼうと13日、長崎市でシンポジウムが開かれました。

幕末の志士・坂本龍馬と親交があったことなどを紹介する劇も披露されました。

大浦慶役
「あの動乱の中、我が事は顧みず、天下、国家、世界を思って自分の信念を貫く龍馬さんが好きやった」

坂本龍馬役
「おなごだからなどと思ったこともなかった。お慶さん、あんたをまっこと尊敬しちょったけんに」

幕末の長崎で日本茶を海外に輸出した先駆者・大浦慶。

“お慶さん”として親しまれ、坂本龍馬など幕末の志士を金銭的に援助していた女傑としても知られています。

その命日にあわせて13日に長崎市で開かれたシンポジウムには市民150人以上が参加しました。

長崎・大浦慶日本茶輸出歴史研究会 前田拓 代表
「(江戸時代)自家用みたいなかたちでお茶を飲んでいたと。それが輸出商品になるのが1859年で、つまり開港しました、すぐ輸出しましょうというのは難しい」「お慶さんはこの時代から巨万を得たと言われている。それって何なんだろう?」

小説家 馳月基矢さん(五島市出身)
「今まで細々とした産業だった。そこまで魅力がなかったところに急に注目が集まって、産業として大爆発するみたいな現象って現代でももちろんあることだと思うし」

開国し、価値観が目まぐるしい速さで変わっていった時代、“お慶さん”は日本茶に目をつけ、巨万の富を築きました。

膨大な情報があふれ、人工知能なども広がる現代、参加した人たちは「何が本当に正しいのか」見極める力をつけて“お慶さん”のように新しいニーズをとらえていこうと意気込んでいました。

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