ホームニュース原爆資料館の運営委員の人選めぐる情報公開請求 市の非公開決定は「妥当」と答申【長崎市】

原爆資料館の運営委員の人選めぐる情報公開請求 市の非公開決定は「妥当」と答申【長崎市】

2025年05月01日 11:30

長崎原爆資料館の運営委員の人選をめぐる協議記録などについて、市民が行った情報公開請求を市が「非公開」とした決定について、市の審査会は「妥当」とする判断を市長に答申しました。

情報公開請求をしたのは、長崎市の南輝久さんで、2023年度の長崎原爆資料館運営審議会の公募委員について、担当部署と鈴木市長との協議記録などの開示を求めました。

しかし市は2023年11月、担当部署が記録を作成しておらず、公開できないとの決定を出し、市の個人情報保護・情報公開審査会も4月22日付で非公開決定は「妥当」と結論付けました。

南輝久さん(「世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会」世話人)
「私としては全く納得がいかないということです」

南さんは「委員の選び方が公正でない」とも指摘し、そこには原爆資料館の「加害展示」をめぐる疑念が拭えないと話しています。

南輝久さん
「市が描く原爆展示更新のあり方にそぐわない、というか反対を堂々と主張されるような方は避けたいという思いがあったのでは」

一方、審査会の答申には、公正で民主的な市政の推進には意思決定の過程などを検証するためにも文書を作成・保存するよう付言が加えられています。

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