ホームニュース九州初の手術支援ロボット「Hugo」導入 長崎大学病院が「ロボット手術のメッカ」目指す

九州初の手術支援ロボット「Hugo」導入 長崎大学病院が「ロボット手術のメッカ」目指す

2025年05月12日 16:59

長崎大学病院は12日に手術支援ロボット「Hugo」を新たに導入したことを発表しました。

導入は九州初で、若手外科医の教育や確保につなげたいとしています。

「Hugo」はアメリカの医療機器メーカーが開発した手術を支援するロボットです。

これまでの天井から吊り下げるタイプとは違って、アームが独立していて配置を変えられるのが特徴です。

長崎大学病院 低侵襲手術センター 野中隆 教授
「サングラスをつけて遠目で見るので、術者と同じ視野を後ろから見ている若手の外科医の先生や、教育施設なので長崎大学病院の学生と同じ視野を共有できる」

国内では17台が導入されていますが、九州では初めてです。

長崎大学病院では4月中旬、前立腺がんの切除手術で「Hugo」を使った1例目の手術を実施、これまでに2つの診療科の手術6件で使っています。

野中隆 教授
「魅力的なことを選択することによって若手外科医を確保する」「世界に発展して挑戦できるような長崎大学病院にする。西日本の中で、特にロボット手術のメッカとなるような長崎大学病院を目指す」

長崎大学病院ではこのほかにも2台のロボットがあり、1年間に約500件の手術で使っています。

7月から9月にさらに2つの診療科に「Hugo」の導入を目指して準備しているということです。

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