2025年05月12日 18:06
「ながさきピース文化祭」へ県警音楽隊や高校吹奏楽部がマーチングパレード【長崎県佐世保市】
長崎大学病院は12日に手術支援ロボット「Hugo」を新たに導入したことを発表しました。
導入は九州初で、若手外科医の教育や確保につなげたいとしています。
「Hugo」はアメリカの医療機器メーカーが開発した手術を支援するロボットです。
これまでの天井から吊り下げるタイプとは違って、アームが独立していて配置を変えられるのが特徴です。
長崎大学病院 低侵襲手術センター 野中隆 教授
「サングラスをつけて遠目で見るので、術者と同じ視野を後ろから見ている若手の外科医の先生や、教育施設なので長崎大学病院の学生と同じ視野を共有できる」
国内では17台が導入されていますが、九州では初めてです。
長崎大学病院では4月中旬、前立腺がんの切除手術で「Hugo」を使った1例目の手術を実施、これまでに2つの診療科の手術6件で使っています。
野中隆 教授
「魅力的なことを選択することによって若手外科医を確保する」「世界に発展して挑戦できるような長崎大学病院にする。西日本の中で、特にロボット手術のメッカとなるような長崎大学病院を目指す」
長崎大学病院ではこのほかにも2台のロボットがあり、1年間に約500件の手術で使っています。
7月から9月にさらに2つの診療科に「Hugo」の導入を目指して準備しているということです。