2025年06月01日 18:34
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長崎市がリニューアルを進める原爆資料館の展示について、いわゆる南京事件といった日本の戦争加害をこれまでと同じように紹介するよう、歴史学者が市に要望しました。
要望したのは山梨県にある都留文科大学の名誉教授で南京事件などを長年研究している歴史学者の笠原十九司さんです。
長崎市の鈴木市長と原爆資料館館長、展示内容について議論する運営審議会あての要望書を市の担当者に手渡しました。
原爆資料館では2026年度のリニューアルに向けて、2025年度から具体的な内容についての議論が始まっています。
申し入れでは、原爆投下に至るまでの歴史を巡り、日本の戦争の誤りを明かにするためには、日清戦争から触れる必要があることや、南京事件についてはこれまで通り展示するよう求めました。
笠原十九司 名誉教授
「日本が中国や東南アジア、太平洋で行った侵略戦争、日本の戦争の誤りを明らかにして反省する展示でなければ長崎原爆資料館を訪れる海外の人々、アジアの人から納得、共感を得られないものになるではないかと危惧します」
要望書には32人の歴史学者も賛同していて、市は今後、運営審議会などで議論を重ねたいと応じました。