ホームニュース「懲戒免職」になった元教師の男性(63)最高裁の取り消し判決で再任用へ「教員としてきちっと終えたい」

「懲戒免職」になった元教師の男性(63)最高裁の取り消し判決で再任用へ「教員としてきちっと終えたい」

2025年06月03日 18:58

2024年、最高裁が懲戒免職となった男性教師の処分の取り消しを認めたことを受けて、県教育委員会は男性の再任用に向けて手続きを進めています。

懲戒免職処分が取り消されたのは小浜高校ボクシング部の元顧問で、教師だった林田耕二さん 63歳です。

林田さんは部活動の指導中のけがを理由に、公務災害認定を申請し、医療費を受け取りましたが、県教委は虚偽の申請による不正受給などとして2015年に懲戒免職処分としました。

林田さんはこれを不服とし、約6年にわたり裁判で争った結果、2024年12月、最高裁が処分の取り消しを認めました。

林田耕二さん
「やっぱり教員としてきちっと終えたいなという気持ちがすごく強いので、再任用は希望しています」

県教委も3日に会見を開き、5月に林田さんや家族などに謝罪したと説明しました。

県教育庁高校教育課 岩坪正裕 課長
「この裁判所の決定については重く受け止めたいというふうに考えております」

県教委は懲戒免職処分としたあとの給与や、退職金などの支払いに向け協議しています。

また、再任用は65歳まで可能として、手続きを進める方針です。

この記事をシェアする Facebook X(旧:Twitter) LINE
FNNプライムオンライン
FNNビデオPost
Live News イット!
モッテレ
トップへ