2025年06月06日 18:27
県高総体サッカー決勝 総科大附属が鎮西を下し優勝 3年ぶりのインターハイへ【長崎】
「3点」の差で合否が変わりました。
長崎大学は6日に会見を開き、今年2月に実施した前期日程の一般入試の「物理」で出題ミスがあり、不合格とされた受験生の内、2人が合格だったと明らかにしました。
合否の判定に関る出題ミスは記録が残る2004年以降で初めてです。
長崎大学
「申し訳ありませんでした」
長崎大学によりますと、出題ミスは5月25日に問い合わせフォームを通じて送られてきた外部からの指摘がきっかけで
判明しました。
物理の波動に関する4択の問題で答えは1つとされていましたが、確認の結果、もう1つの別の選択肢も正解だと分かりました。
前期日程で物理を受験した医学部や歯学部など7学部の723人の内、88人に3点が加点され、改めて合否判定したところ、2人が合格であると判明しました。
大学はこの2人に5日までの2日間で謝罪と経緯の説明をしていて、今後、補償も含め対応していく考えです。
本人の希望で、入学の意思などは明かされていません。
長崎大学 中村典生 理事
「入った後に授業が始まっているので、大分、進んでいるところもあるが、大学を挙げて不都合が生じないようケアしていくつもり」
問題と解答は3回にわたって、のべ11人が点検してましたが正解以外の選択肢について検証が足りなかったということです。
大学はミス発覚の翌日に再発防止の検討委員会を発足させています。
永安武 学長は「問題点を徹底的に洗い出し、教職員の意識改革を図る」などとコメントしています。