ホームニュース日本を含む多くの国で製造や輸入が禁止の有機フッ素化合物…長崎県大村市の小川内川で測定値が指針超え

日本を含む多くの国で製造や輸入が禁止の有機フッ素化合物…長崎県大村市の小川内川で測定値が指針超え

2025年06月14日 13:05

長崎県は13日、大村市の小河内川で有機フッ素化合物の測定値が暫定指針値を超えていたと発表しました。

この川は水道水源ではなく、近くに飲用井戸の届け出はないということですが、県は継続的なモニタリングを実施するとしています。

有機フッ素化合物は、様々な工業で利用され身の回りの製品を作る際にも使われていましたが、2009年以降、環境中での残留性や健康影響の懸念から国際的な規制が進み、日本を含む多くの国で製造や輸入が禁止されています。

県は、有機フッ素化合物のうち、金属メッキ処理剤や界面活性剤などに使われた「PFOS」「PFOA」について、47地点で河川の調査を行っていて、4月の調査で大村市の小川内川の上流1地点で暫定指針値を超えたことが分かりました。

場所は第2小川内橋で、「PFOS」「PFOA」の数値を足し合わせた値が、国が定める1リットルあたり50マイクログラムの2倍を上回る110マイクログラムでした。

この川は水道水源ではなく、近くに飲用井戸の届け出はないということですが、長崎県は継続的なモニタリングと原因調査を実施するとしています。

大村市も12日、周辺流域のおよそ1キロ範囲の井戸利用届出者に対し、井戸水の利用状況を確認したということです。

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