ホームニュース唐寺・崇福寺で「中国盆」始まる 先祖の霊を楽しませる独特の雰囲気も

唐寺・崇福寺で「中国盆」始まる 先祖の霊を楽しませる独特の雰囲気も

2025年09月17日 18:25

長崎市の唐寺・崇福寺で17日から中国盆が始まりました。

1日に4回の読経に、精進料理・・

先祖の霊を楽しませようと、娯楽施設や店舗を描いたパノラマ絵も並び、境内は独特な雰囲気に包まれています。

赤いランタンが飾られ、竹線香の煙が立ち上る中、長崎市の崇福寺では中国盆の行事が続きます。

今年の福首(世話係)張仁春さん
「航海に携わった人、それから長崎で亡くなった方、そういった方の御霊を弔うために、昔から伝わる普度蘭盆勝会を開催しているわけです。それが僕らの心のよりどころになっているということですね」

旧暦の7月26日からの3日間に行われる中国盆。

かつては全国から華僑が集まり、賑わいを見せていましたが、年々、訪れる人が少なくなっています。

期間中、寺では肉や魚を避けた精進料理を食べることになっていて、長崎市内の中華料理店が持ち回りで調理を担当しています。

17日の昼食は野菜と豆腐などで5品をこしらえました。

僧侶や寺を訪れた約20人にふるまいます。

張仁春さん
「(中国盆は)全国から来た懐かしい顔に会えるというのが、大きな喜びではありますよね」

中国盆は19日までです。

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