2025年12月29日 19:17
長崎市の諏訪神社で臨時の巫女の講習会
長崎の正月料理に欠かせない「ナマコ」がピンチです。
大村湾産のナマコが2024年に続き、2025年も記録的不漁となる見通しで、漁協関係者は肩を落としています。
柔らかくコリコリとした食感が魅力の、大村湾特産の「ナマコ」。
ところが、漁協には…。
KTN記者
「大村湾漁協の販売所です。例年ですと手前の水槽にずらーっとナマコがあるんですが今年はその姿がありません」
大村湾漁協 販売担当常務兼事業部長 山田 大介さん
「去年と同様でゼロに等しいぐらい取れていない」
「まず言われるのが「なまこないと?」なんです、ごめんなさい、今年も取れていないんですよね」と言うしかない。」
「正月に欠かせないナマコを提供できないのが心苦しい」
ナマコ漁は12月1日に解禁されたものの、2025年は、港に船が停泊したまま。
例年の水揚げ量は約2tですが、記録的不漁となった2024年はその10分の1の200kg、2025年も2024年並みを見込んでいます。
海中の高水温などのほか、地形などの漁場の変化も関係していると見られています。
大村湾漁協 販売担当常務兼事業部長 山田 大介さん
「大村湾でも奥側、南部地区になるので潮の流れが悪くて、それも一つの原因かなと思っている」
大村湾漁協は、正月に向けて湾内のナマコを12月29日から数を制限して売り出すことにしています。(1人2kgまで)
キロ当たりの価格は例年より500円ほど高い5000円で販売見込みです。(例年4500円/キロ)