2026年04月10日 18:11
松浦・鷹島沖の海底遺跡の元寇船から「墨書木板」発見 船内に掲示されていたか?「至元12年(1275)」の年号「歴史学・考古学で重要な資料」と評価
松浦市鷹島沖の海底遺跡で見つかった元寇船に関する貴重な木板が10日、報道陣に公開されました。
お披露目された「墨書木板」です。
横25.2cm、縦12cm、厚さ0.9cmで、表に文字が確認できます。
木板が見つかったのは、松浦市鷹島の南側の沖合いにある「鷹島海底遺跡」です。
鎌倉時代の元寇「弘安の役」で沈没した元軍の船が見つかっていて、「木板」は3隻目の船の発掘調査で出土しました。
船の船底部から見つかり、上部に釘穴があることから船内に掲示されていたとみられています。
「墨書木板」の文字や内容、用途について全面的な解明は難しかったものの、至元(しげん)12年(=1275年)と年号が書かれていることが分かりました。
年代が特定されたことで、調査に関わった専門家は当時の歴史背景も照らし合わせるとこの船は中国・江南でつくられたものと分析しています。
その後、元が何らかの形で船をだ捕した可能性が高くなったと説明し、「歴史学や考古学においても重要な資料」と評価しています。
「墨書木板」は4月28日から5月10日まで松浦市立埋蔵文化財センターで公開される予定です。