番組情報
2025年03月31日
【放送番組変更のお知らせ】3月31日(月)
新型コロナウイルス対策のマスク着用について、国は「2歳以上で就学前の子どもにはマスク着用を一律に求めない」との提言をこのほどまとめました。
子どものマスク着用について、長崎市の幼稚園で取材しました。
こちらは、市立認定こども園 長崎幼稚園(長崎市魚の町)です。
園には、95人の子どもたちが通っています。
これまで、3歳から5歳の子どもに対し、室内や密になる場合にはマスクの着用を呼びかけてきました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ必要がある一方で、宅島佳也子園長は「(マスク着用によって)子どもたちの表情が読み取りにくかったり、体調が悪いときもなかなか分かりづらかったりするので、難しいところがある」として、「子どもたちの体や心の成長を考えると、マスクは着用せず、普通のままに生活できるのが一番だと思う」と話しています。
実際、子どもたちの中には、夢中で遊んでいるうちにマスクがずれることも・・・。
宅島園長は、「厳しくするのであれば、ちゃんと着用するように声をかけ続けないといけないと思うが、子どもの苦しさは本当のところが分からないので、外している子に絶対着用しなさいとは言い難い。早く、全て落ち着いた状況になって、子どもたちが自由に普通の姿で遊べるようになる時が待ち遠しい」」と述べていて、幼児教育の現場からは子どもにマスク着用を呼びかけること自体の難しさも見えてきます。
国の提言を受け、長崎市では公立の幼稚園や保育園等については、それぞれの状況にあわせた個別の判断に委ねるとの姿勢で、長崎幼稚園では、国の方針をひとつの目安にしながら園や子どもの状況を見て、マスクを着用するかどうか判断していくことにしています。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)