アナウンサー
2025年06月23日
雨の日限定御朱印
気づいたら6月下旬。夏至も過ぎたし、個人的には本格的な夏の到来が楽しみな吉井です。先日、KTNLive Newsイット!の取材で長崎市の諏訪神社に行ってきました。
みなさんは「湯立神事(ゆたてしんんじ)」をご存じでしょうか。神職や巫女が、神楽鈴や太刀、鉾、御幣などを用いて行う清めの神事で、最後は笹の枝を煮立った湯に浸し、勢いよくあたりにまき散らします。立ち上る湯気、周囲に広がる湯のしぶき、神職の集中と気合。神事の後は神聖な空気に包まれます。湯立神事は400年前の鎮座当時から執り行われていて、今でも毎月15日(長崎くんちのときだけは中日の8日)に挙行されています。多くの人が見守りに訪れていて、私も湯のしずくを受けながら取材しました。
この日は雨が降ったり止んだりを繰り返していました。実は「雨」が重要だったのです。
それが「雨の日限定御朱印」です。雨の日にも参拝してもらおうと去年から登場し、2回目の今年は今月15日に始まりました。初回は「諏訪神社」だけでしたが、今回は境内の一角にある「玉園稲荷神社」を加え、2社分御朱印になりました。
神職が全て手書きしていて、「諏訪神社」はあえて丸みをつけたかわいらしい字体、「玉園稲荷神社」は流麗な字体と書き分けています。さらに注目は「色味」。金色の習字液に墨汁を足して、うっすらときらきら光る仕様になっています。とてもすてきな仕上がりですよね。一日の中で、どこかでパラっとふれば、授与してもらえるとのことですから、雨の日も諏訪神社を訪れてみてください。私の御朱印帳にも授けていただきました。それではまた!