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2022年12月28日

【職業講話】夢って持たないといけないの??

KTNでは主に中学生に「職業講話」を行っています。

都合がつけば現役のアナウンサーが担当しますが、先日は人事部が担当し、長崎市立片淵中学校にお邪魔しました。

2年生が対象の授業で、生徒の皆さん主導で行われました。

まずは「瞑想」で心を整えることから授業が始まります。とっても集中して話を聞いてくださり、発言したり手を挙げたりで積極的に関わってくれました!

お話したことは3点。

「テレビ局の仕事」「どうやったらアナウンサーになれるのか」「将来の夢って持たなければならないのか」。

「テレビ局の仕事」

皆さんがよくご存じであろう番組制作やニュースに携わる業務はほんの一部。
番組以外でもスポンサーと一緒に長崎が楽しくなるようなイベントやプロジェクトを企画運営するなど、「長崎を盛り上げること」がテレビ局の使命だと思っています。

「どうやったらアナウンサーになれるのか」

アナウンサーは資格はありません。
「私はアナウンサーです」と言えば誰だって「アナウンサー」を名乗ることはできます。

「アナウンサーになりたい」という気持ちと「何を伝えたいか」の信念、その想いを強く持てば、誰だってアナウンサーになることはできます!
局のアナウンサーは局の看板を背負って仕事をしています。

アナウンサーは最終的な伝え手=表現者。
自分の言葉で視聴者の心を動かすことができたら本望だと思います。
でもその分責任は重大です。

「将来の夢って持たなければいけないのか」

かつてアナウンサーとして仕事をしていた私はアナウンサーは幼少の頃から憧れの職種でした。

しかし成長するにつれて現実が見えてくるとテレビは遠い存在となり、いつしか夢も忘れてしまい、誰かに「将来の夢」を語ることが恥ずかしくなっていました。

中学生はちょうどそんな世代ではないでしょうか。
夢は持っていればそれはとっても素敵なこと。
でも大事なことは「どんなことをしている自分が好きかを知っていること」=「自分のことをどれだけ知っているか」です。

「人を笑わせることが好き」「人と話すことが好き」「楽器を演奏することが好き」「何かを作っている時間が好き」。

自分自身のことをどれだけ知っていますか?
まずは自分自身のことを知る時間をたくさん持ってほしいなと思います。
キャリアは仕事だけではありません。人生すべてがキャリアです。
失敗も成功もすべてがキャリア。だから中学生だってもうすでにキャリアを蓄積しています。今その瞬間の経験が自分自分を作り上げています。

ここ数年、コロナ禍で各中学校は職業体験ができない中、テレビ長崎では「職業講話」を可能な限りお受けしたいと思っています。

ご希望の際はご連絡ください。

【生徒の感想】

素敵な感想文をいただきましたのでその一部をご紹介します。

・僕の将来の夢はプロバスケットボール選手です。僕はバスケをしている自分が好きなので夢を実現するために頑張りたいです。

・私は自分の周りの人が笑っていることが好きです。だからそんな環境を作りたいです。誰もが幸せであるような世界にしたい。そのために一歩一歩をしっかり踏んでいたきたいです。

・クレームがきてもその人の心を動かしてアクションを起こさせることができたというポジティブな発想が仕事をするには大切なのだと思いました。

・一番心に響いたのは「幸せになるために働く」という言葉。「幸せ」と「働く」の関係について深く考えることができました。

☆生徒の皆さん、ありがとうございました☆

                        テレビ長崎総務人事部 長岡千夏

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