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2022年12月20日

【ひらめきをカタチに 想いをアプリに】④SPAJAM2022実行委員長が長崎で講演。地方創生テーマにパネルディスカッションも

2022年秋、長崎で2つの大きなハッカソンが開かれました。"日本最高峰" のハッカソンの本選=決勝大会を長崎に誘致。それをきっかけに、長崎では地元チームを集めた大会が開催されました。関連イベントの講演会の様子も含めて、全4回でシリーズ記事でお伝えします。

4回目は、SPAJAM運営・審査員として長崎にやってきた豪華メンバーによる講演会です。

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19日、長崎市に日本最高峰のハッカソン・SPAJAMがやってきました。その関連イベントとして豪華メンバーによる特別講演会とパネルディスカッションが開かれ、DXによる地方創生について意見が交わされました。

SPAJAMは、毎年箱根で本選を開催していましたが、今年初めて長崎に会場を移しました。参加者47人のほか、運営側や審査員などとして、業界を牽引する著名人たちも大勢長崎入りしました。

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講演会は、参加者たちが開発に集中している時間を利用して地元企業や行政を対象に行われました。一部では、SPAJAM2022の実行委員長である越智 政人 さんが、携帯電話やスマートフォンの登場で爆発的な伸びを示している「オンラインゲーム」について、黎明期からの挑戦について実例を挙げて紹介しました。

またオンラインゲームの対戦型ゲームによる「eスポーツ」は、プロの賞金レースなどの華々しい世界だけではなく、年齢も性別も関係なく、全国どこでも開催・参加できる「共生社会実現のソリューション」という一面も持っていると語りました。

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二部のパネルディスカッションでは、長崎県の三上 建治 政策監がまず、長崎のDXの実情と課題を吐露し、国の内外で活躍するDXのトップランナーである他のパネラーに対し、どうすれば企業を本気にさせられるか、地域を盛り上げられるか、などについて助言を求めました。

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登壇したのは、大手IT企業の要職を歴任し現在は大学で教鞭をとる村上 臣さん。SPAJAMの初期の頃から審査員をつとめる教育DXの専門家 三淵 啓自さん。そして、SPAJAMの初回の最優秀賞を獲得した ブロックチェーンの専門家で、出身地の福島県のDXに関わる五十嵐 太清さん。越智さん・三上さんとともに、川下 勝也さんの進行で地方の課題をDXでどう解決するかを考えます。

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DXとひとことで言っても、大切なのは「X」=改革だと言います。

新しいシステムを入れても活用できなければDXではなく、そもそも何のためにそれが必要かを考えることが必要、と言います。リモートワークやDXは、コロナの感染拡大以降各地で広がっていて地方にとってチャンスであると同時に、いちはやく対応し採り入れているのは大都市圏で、都市と地方の格差がさらに広がっていく危険性もあると指摘しました。

一方で、長崎には歴史と文化があり、外から来る人々や物を受け入れる「多様性」があるので、自分たちの良いところ、強みをしっかりと認識して「情報」として発信していくことが大事だと、長崎の今後に期待する声もありました。

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オンラインの時代、中央で活躍するデジタル業界を牽引する人たちとリアルでつながった今回のSPAJAMと、特別講演会。長崎で新しいコミュニティが誕生するきっかけとなりました。

(おわり)

 

 

 

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