
【ひらめきをカタチに 想いをアプリに】③全国トップレベルの若手エンジニアが集合!SPAJAM2022 長崎本選
2022年秋、長崎で2つの大きなハッカソンが開かれました。"日本最高峰"のハッカソンの本選=決勝大会を長崎に誘致。それをきっかけに、長崎では地元チームを集めた大会も開催されました。関連イベントの講演会の様子も含めて、全4回でシリーズ記事でお伝えします。
3回目はいよいよ、長崎にやってきた「SPAJAM2022本選大会」です。
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全国トップレベルのハッカソン「SPAJAM2022 本選大会」が、11月19、20日の2日間、長崎市で開かれました。全国から集まった若手エンジニアたちが、泊まり込みでのアプリ開発に臨みます。オープニングには長崎県の平田 研 副知事も出席し、歓迎のあいさつをしました。
SPAJAMは、デジタル業界を牽引する企業で作る一般社団法人「モバイル・コンテンツ・フォーラム」が主催するハッカソンで、今年で9回目を迎えます。本選はいわば全国大会で、これまで箱根で開かれていましたが、今回初めての地方開催の場所に長崎市が選ばれました。
19、20日の2日間行われた本選には、全国のリアルとオンライン・あわせて6回の予選を勝ち抜いた9チームが参加。また、10月に長崎で開かれた地元ハッカソン「Love Tech Nagasaki」の優勝チーム「NITKC」もオブザーバーとして参加し、47人が 当日発表されたテーマ「国際交流」に沿ったアプリを開発しました。
審査員も、豪華メンバーが長崎に集結です。国の内外で活躍する著名人たちが、若手エンジニアの挑戦を見守ります。
どのチームも寝る間を惜しんで開発を続けますが、アイデアが煮詰まるとお風呂に入って気分転換。それもSPAJAMの特徴です。
そして 2日目の午後には 開発したアプリを審査員と他の参加者の前で発表です。技術や動作だけでなく、デザインやコンセプト、プレゼンも評価の対象です。それぞれのチームが、言葉や時間、国境を越える「国際交流」をアピールしました。部屋から見える海をヒントにしたアプリもありました。
表彰式には長崎市の田上 市長も駆けつけました。
最優秀賞には、毎日のアラーム設定時に他の国の人にメッセージを送って交流のきっかけを作る「おはよう通信」を開発した「JAPAN DRY」チームが選ばれました。
参加者たちは密度の濃い2日間を過ごした達成感と、他のチームのアイデアや発表から刺激を受け、お互いを讃えあっていました。
(つづく)