アナウンサー
2025年12月08日
佐世保取材記 ~大相撲佐世保巡業~

山口史泰です。佐世保にきておよそ1か月。先日特別な体験をしてきました。それが・・・土俵づくりです。佐世保では2年ぶりに大相撲の巡業が行われ横綱の豊昇龍や新大関の安青錦、平戸市出身の平戸海などの力士が集まりました。土俵づくりは巡業の前日に行われます。本場所と同じ埼玉から取り寄せた土6.7トンを木枠に敷き詰めて、私が持っている「子タコ」と呼ばれる道具で固めていきます。土俵づくりでは力士が踏ん張ってもケガをしないようにとにかく固く固めることがポイントです。叩いて...叩いて...叩いて...の繰り返し、子タコは10キロほどの重さだと思われますが、ずっと動かし続けると腕に疲労がきました。
普段は力士の入場を指示する「呼出」がたった3人で土俵を作ります。まさに、技術と体力を兼ね備えた職人です。体験を通してとても勉強になりました。