被爆80年企画と私
吉井です。この間「明けましておめでとうございます」とあいさつしたと思ったら、もう年末。先輩方がおっしゃる通り、時間の過ぎ方が年々スピードを増していると実感します。「年男」だった私の1年もまもなく着地です。
様々な流行語や「今年を表す漢字」 が発表されましたが、私にとって2025年に最も印象深かったのは「被爆80年」でした。被爆者の平均年齢が86歳を超えました。そうした中、次の世代に被爆者の声を届けようとKTNは系列局のTSSテレビ新広島と共同で「つたえる つなげる ヒロシマ・ナガサキ」を1月からスタート。俳優の上白石萌音さんと水上恒司さんがインタビュアーを務めてくださいました。
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2人は広島と長崎、2つの被爆地を訪れ、計8人の被爆者の話に耳を傾けました。被爆者と一対一で向き合うのは上白石さんと水上さんにとっても初めての経験。「直接話を聞ける世代としてこの機会をどういかすか」。2人は緊張しながらも、真剣に企画に取り組んでくださいました。
シリーズは全8本でしたが、被爆80年は今年12月まで。締めくくりとして、「被爆者の話を聞く」という共通の体験をした同士が対面し、何を感じ、何を思ったかを話し合える場を作りたいと設定させてもらいました。収録は東京で行いました。その番組が12月13日に長崎で放送した「つたえる つなげる~上白石萌音と水上恒司が繋ぐ原爆の記憶~」です。
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上白石さんは鹿児島県出身で、水上さんは福岡県出身で高校時代は長崎で過ごしました。この番組で初めて共演が実演した2人でしたが、「九州」という共通項があったからか、はたまた、「プロジェクトのインタビュアー」という同じ体験が心を近づけたのか、収録は熱を帯びながらも、和やかに進みました。
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番組はテレビ新広島の担当者と共同で制作したのですが、私はナレーションでも参加させてもらいました。。上白石さんと水上さんの思い、被爆者のみなさんの言葉が冴えわたっていたので、原稿は非常に少なかったのですが、「被爆80年」の番組に一部でも参加できたことを誇らしく思います。
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上白石さんと水上さんが番組の最後に送ってくれたのは「つたえる」「つなげる」というメッセージ。1年にわたる取材を通して、私たちと同じ思いを共有してくださいました。「平和について考える」というと、つい構えてしまいますが、この企画や番組をきっかけに「自分だったら何ができるか」「私はこう思う」などと思いをめぐらせてもらえましたら幸いです。12月22日(月)のKTN Live News イット!の特集でも、改めて「つたえる つなげる ヒロシマ・ナガサキ」の企画を放送します。是非ご覧ください。それではまた!



