第46回 長崎市南山手地区 グラバー園
毎週火曜は町歩きの達人・山口広助さんと行く「ひろすけじるし長崎遺産」♪新年度は長崎市の超有名観光地からスタート!今月のテーマは「日本最〇〇の土木構造物」!広助さんの得意分野、土木構造物について巡っていきますよ~!
まずは国宝・大浦天主堂をご紹介します。実は長崎に住んでいる人ほど行っていない...!?という国宝で、世界遺産の「大浦天主堂」。大浦天主堂は正式には「日本二十六聖人殉教者聖堂」と言い、1862年に二十六人の殉教者たちが聖人に列せられたのを受け、捧げられた教会なんです。ひろすけじるしの中でも何度か二十六聖人に関連のある場所を巡ってきましたが、長崎の色々なところでその縁に触れることができます。
続いてやってきたのはこちらも超有名観光地で世界遺産のグラバー園。
旧グラバー住宅の補修工事が去年11月に終わり公開されましたが、壁や柱の色が深い青になっています!実はこれが本来の姿に近い色だそうで、だんだんと色褪せてしまっていたとか!(なんとなく薄い水色のようなイメージでした...)そしてこのグラバー園の中にあるのが世界最〇〇な土木構造物!
「世界最初期のアスファルト道路」!!!!旧リンガー住宅につながるように作られたこの道は、晩年心臓を患ったリンガーが人力車で家まで行けるように舗装されたんだとか。ひび割れなどはありますが、約150年も前のアスファルト道路がこんなに残っているなんてすごいですよね!グラバー園には何度も訪れているのにこの存在を知りませんでした...もっとしっかり学ばないといけないですね;;
さらに今はこのようにイスとテーブルが並ぶ石畳のスペースは昔はテニスコートだったんだそう!確かにテニスが出来そうなほど広いですよね...?
先ほどご紹介した日本最初期のアスファルト道路の看板の近くには芝生用のローラーも置いてありますよ!ぜひ当時の風景に思いを馳せながら見学してみてくださいね!ということで今回は「グラバー園の日本最初期のアスファルト道路」を長崎遺産に認定!
ぜひみなさんも知られざる日本最〇〇を探してみてくださいね!次回は水に関する「日本最〇〇な土木構造物」をご紹介します!
【おまけ】
ひろすけじるしで長崎県内のあちこちを巡っていると、季節によって色々な植物を目にします。咲き始めから様々な場所で目にした桜の時期もそろそろ終わり。だんだんとツツジなども咲き始めていますよ♪長崎の歴史や知られざるスポットはもちろん、そんな季節の移ろいもお伝えしていけたらと思います。