第69回 中島川に架かる一覧橋
毎週火曜は町歩きの達人・山口広助さんと行く「ひろすけじるし長崎遺産」♪今回も広助さんのとっておき!な場所を紹介しました。まずは寺町通りからスタート!10以上のお寺が立ち並ぶ通りですが、どのお寺にも歴史、歴史、歴史あり!今回はその中でも「赤寺」として知られる「興福寺」をご紹介しました。
2020年には400周年を迎えた興福寺。隠元禅師はインゲンマメや木魚、印鑑、煎茶など中国の文化を日本に広めました。今も隠元禅師が日本に持ち込んだ文化がたくさんありますよ!
寺町通りから中島川の方に抜ける道を歩くと...
おみくじの自動販売機が!そこにはなんと...
昆虫食も販売されていました!ちなみに...広助さんが一番苦手な虫はクモだそうです笑
さて、気を取り直して中島川へ!中島川の石橋といえば...やっぱり眼鏡橋!という方が多いと思います。
もちろん眼鏡橋もいいのですが...みなさんは中島川にどれくらいの石橋が架かっているか知っていますか?多いときはなんと15以上もの石橋が架かっていたそう!しかし昭和57年の長崎大水害で多くが半壊・流出してしまいました...
流出した橋をどうするか?という話し合いが行われ、石橋を再建することに!そうして昭和の石橋群が誕生しました。
その中にはなんとすべて中国の石で作られた橋が!!その名も一覧橋!
中国で作られたこともあり、全体的に白っぽいのが特徴です。この一覧橋は唐通事として活躍した高一覧(こういちらん)という人が架けた橋で、長崎大水害後に全て中国の石を使って再建されました。
橋をひとつとっても長崎らしい歴史があって素敵ですね。今回はこの一覧橋を長崎遺産に認定しました!
次回も中国にまつわるものをお伝えします!
2022年10月12日更新