第113回 長崎くんち踊町シリーズ③万屋町
毎週火曜は町歩きの達人・山口広助さんと行く「ひろすけじるし長崎遺産」!シリーズでお送りしている「長崎くんち踊町シリーズ」は3回目で今回は万屋町にやってきました♪
万屋町の演し物は「鯨の潮吹き」!その昔、この辺りは船が入り、魚屋などが立ち並んでいたそう。そこにやってきた呼子の人たちに教えてもらったのが始まりなんです。
万屋町はあちこちにクジラがいっぱい!
ちなみにwalvisはオランダ語でクジラの意味です。
あちらこちらのシャッターにも!
街灯も、その影もクジラ!みなさんも万屋町に来たら色んなクジラを探してみてくださいね♪
さてさて万屋町はナゼ万屋町というのか?その理由はこの辺りが昔「鍛冶屋」が多かった「鍛冶屋町」だったところから始まります。人口の増加と共に鍛冶屋が増え、現在の鍛冶屋町に「今鍛冶屋町」や「出来鍛冶屋町」が出来上がっていきます。もともと「鍛冶屋町」だったこの場所は「本鍛冶屋町」と呼ばれるようになりますが、時代の流れと共にたくさんのものを売るようになり「万屋町」になっていったそうです。
ちなみに...この鯨の潮吹きは最初は火の神様である愛宕神社(第111回の桶屋町をご参照ください)に奉納されたのが始まりだとか。評判がよかったために諏訪神社に奉納することになったそうです。鯨の潮吹きは万屋町だけの唯一無二の演し物。7年に一度の鯨の潮吹きを楽しみましょう!
今回はこの万屋町を長崎遺産に認定しました♪次回は船大工町に行きますよ~
2023年09月12日更新