㉑富松神社(大村市)編
佐世保市在住の漫画家・大原由軌子さんが
「御朱印」を求めて県内あちこちをおさんぽする企画の21回目。
2022年2月23日(水)放送分は、大村市にある富松神社に向かいました。
JR大村駅からは徒歩で10分ほどの場所にあります。
大村駅に面した道路を向陽高校方面へ進むと「三城城跡」へ続く右折路があります。
その道を進むと目的地の富松神社です。
創建された年代は不明ですが、1360年代に奉納された写経にはすでに「富松」という記録が残っており、古くから地域の氏神として信仰を集めました。
しかし、大村純忠の入信に伴い領民にキリシタンが増加、天正2年(1574)に領内の寺社は焼き討ちされ、富松神社も焼失してしまいます。
約30年後キリシタンが領地から一掃されたことで神仏への信仰が戻り、富松神社の再興が始まります。その中にはこんな伝説が・・・
焼失後に荒れ地となった場所に一本の老いたととらえた大村の殿様が復興に乗り出した...という『飛松(とびまつ)伝説』です。
この伝説が本当にあったのかは定かではありませんが、復興後は一時期『飛松宮』と社号を変えていた記録もあって、当時からこの伝承があったことは確かなことなんです。
不思議な伝説のほかにも境内には
珍しい親子の狛犬!親を見上げている姿がキュートです!
拝殿の中には江戸時代後期に奉納された絵馬が並びます。
当時の人の暮らしがわかってとても貴重です!
そして富松神社の御朱印がコチラ。
松の葉がデザインされた印は先々代の宮司が木に手彫りして作られたもので、なんと大正時代から今も現役で使われています!歴史を感じます!
大原さんのオリジナルイラストはこちら!!次回もお楽しみに
2022年02月24日更新