㉒若宮稲荷神社(長崎市)編
佐世保市在住の漫画家・大原由軌子さんが
「御朱印」を求めて県内あちこちをおさんぽする企画の22回目。
2022年3月9日(水)放送分は、長崎市にある若宮稲荷神社に向かいました。
新大工町商店街から出発して閑静な住宅街を歩くこと約15分。大きな鳥居と階段にズラリと並ぶ朱色の鳥居が現れます。
住宅街の中に続く70の鳥居、なんだか不思議な光景で癒されます。
坂の街・長崎らしい景色を楽しみつつ、階段を登ること約10分。
若宮稲荷神社に到着です。実はこの若宮稲荷神社、正式は「伊良林稲荷神社」だそう。
地域の人から若宮稲荷神社と親しまれていることから、若宮稲荷神社が通称になっているんだとか。
1673年創建。南北朝時代の忠臣・楠木正成公の守護神・稲荷大神を奉っています。
1898年 1枚岩の上に築かれた本殿は圧巻!
この地区は大きな石が多いことから次石(つぎいし)とも呼ばれているそうです。とても珍しいので一見の価値ありです!
さて今回は、坂本龍馬ゆかりのお稲荷さんというテーマでしたが境内入ってすぐ龍馬像を発見!
こちらは、2009年に亀山社中跡から移設されたもので、風頭公園にある龍馬像の原型になります。
亀山社中から徒歩3分程の場所にある若宮稲荷神社。
商売繁盛の神様ということもあって、坂本龍馬をはじめ幕末の志士たちからは
「勤皇稲荷」と呼ばれ親しまれていたそうです。
ちなみにこの龍馬像、故郷である高知を向いて立っているんだとか!なんだかロマンチックですよね。
その他に龍馬も渡った太鼓橋(地元では龍馬橋と親しまれているそう!)や
全国でも珍しい四角い柱の方形の鳥居など見どころ満載な若宮稲荷神社では、
11mある青竹の上で白狐に扮した若者たちが命綱なしでアクロバティックな曲芸を披露する竹ン芸が有名です。
国の無形民俗文化財に指定され、毎年10月の奉納の際は多くの観客でにぎわいます。
(コロナ禍で2年連続中止しています)
戦後、一時途絶え消滅の危機もあったという竹ン芸には、
長崎の郷土史家・越中哲也さんによって復活したというエピソードも。
絶やしてはいけない、竹ン芸は神社の宝ですと宮司がお話してくださいました。
そんな若宮稲荷神社の御朱印がコチラ。
今年からとっても可愛らしいお稲荷さんの印を押していただけます。
今後も季節のお花や、龍馬、竹ン芸など様々なデザインの準備をされているそうですよ。
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大原さんのオリジナルイラストはコチラ!次回もお楽しみに