㉚天王山 法輪院 聖徳寺(長崎市)編
佐世保市在住の漫画家・大原由軌子さんが
「御朱印」を求めて県内あちこちをおさんぽする企画の30回目。
2022年8月3日(水)放送分は、長崎市銭座町にある聖徳寺へ向かいました。
大原さんが以前から気になっていた石垣。
かつてお寺のすぐ目の前は長崎港が広がっていたそうです。
聖徳寺は浄土宗の大本山のひとつ、久留米市の善導寺の直接の末寺。
一説に聖徳太子御作と言われる阿弥陀如来像を本尊とするので「聖徳寺」と名付けられたと伝えられています。
1945年8月9日の原爆投下により広大な本堂や鐘楼などほとんどが失われました。
現在の本堂は1970年に建立されました。
また、現在のご本尊は平和祈念像の作者である北村西望氏によるブロンズ製の阿弥陀如来像です。
本堂におまつりしてある大きな曼陀羅(まんだら)。
当麻曼陀羅(たいままんだら)と呼ばれるもので、阿弥陀如来の西方極楽浄土の様子が描写されています。
原爆の被害を奇跡的に逃れた曼陀羅なんです。
境内には原子爆弾犠牲者慰霊・世界恒久平和記念の塔もあります。
平和祈念のお寺、聖徳寺の御朱印はこちらです。
原爆の爆風でも倒壊しなかった本堂前の大灯籠一対は現在、松山町の爆心地公園に原爆の遺構として据えられています。
2022年08月13日更新