㉛寳生山 圓徳寺(佐世保市)編
佐世保市在住の漫画家・大原由軌子さんが
「御朱印」を求めて県内あちこちをおさんぽする企画の31回目。
2022年8月17日(水)放送分は、佐世保市鹿町町にある「寳生山 圓徳寺」(ほうしょうざんえんとくじ)へ向かいました。
駅の中にある「鉄路喫茶874」では、お店の松尾さんと楽しく話(874)をしながら、
暑い夏に嬉しい「いちごシェイク」を頂きました。
とにかく!居心地の良い空間でした。
江迎鹿町駅から徒歩8分、「寳生山 圓徳寺」(ほうしょうざんえんとくじ)に着きました。
迎えてくれたのは、笑顔が素敵なご住職の山田さんです!
1617年、元々は、新潟県 佐渡金山に寺号がありましたが、明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により一旦廃寺になりました。
その後、1901年に開山上人が佐渡から寺号を移し、現在の場所に圓徳寺が建てられました。
日蓮宗の圓徳寺本堂には、日蓮大聖人や一部八巻本などがまつられています。
当時、圓徳寺を今の場所に移した開山上人が、いずれ本堂の大きな柱に使用してほしいと、お寺の周辺に杉の木を400本手植えしました。
しかし、本堂の修繕などに次々と使用され、残った杉の木は1本のみ。
この杉の木を、ご神木としています。
杉の木の前には湧き水があり、なんと!ご住職は雪の日も!嵐の日も!
毎朝5時半から、少しでも仏の心に近づくようにと、ご神木に向かって水行をしています!
参道には、ご住職手作りの竹灯籠が!(竹林の竹を利用して昨年から作り始めた)
竹灯籠には、梅などの細かなデザインが!そして...なんと!着物を着て、笑っている!!
お寺に訪れた方々が、悲しい気持ちだけではなく、少しでも笑顔になって帰ってほしいというご住職の思いがつまった竹灯籠です。
日が落ちると、竹灯籠から色とりどりの灯りがともります...とっても幻想的!
そんな圓徳寺の御朱印は、見ているだけで思わずにっこり、ほっこりなるような可愛らしいデザイン。
「にっこり」「竹のお寺」
笑顔の竹灯籠や、今の季節に見られるカニやとんぼなど、季節ごとの風景を御朱印に描いています。
そして、大原さんのイラストがこちら!
今回の思い出が、ぎゅっと詰まっています!
灯りや笑顔の大切さを感じる、温かい気持ちになるような1枚です。
御朱印さんぽ初の!夕暮れさんぽでした!
次回は、どんな「御朱印てくてくさんぽ」になるでしょうか!?お楽しみに!