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雲仙普賢岳の火砕流惨事から30年/「定点」が整備され地元住民らにお披露目

雲仙普賢岳の火砕流惨事から2021年6月3日で30年。

取材にあたっていた報道関係者などが亡くなった島原市北上木場の いわゆる「定点」周辺の保存整備の様子が、3月、お披露目されました。

「定点」は、活発な火山活動を続けていた普賢岳に向けてカメラを構えていた報道関係者が犠牲になった場所です。マスコミがチャーターしていたタクシーの運転手も含めると20人がこの一帯で亡くなりました。

一帯の整備は地元の住民らが呼び掛け、作業にはマスコミ関係者も参加。荒れ放題だった現場から、被災した3台の車両が掘り起こされました。

周辺には災害前の段々畑の石垣や水路など、かつての風景もよみがえりました。

地元の人たちは、30年前の災害を語り継ぐ場所として守り続けていくと誓っていました。

2021/03/22 槌田禎子記者 取材

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