すべて魅せます【長崎くんち2025】前日の奉納踊ダイジェスト
長崎市の諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」は10月7日、初日、前日を迎えました。
鎮座400年の節目の今年、6つの踊町が踊りや曳き物などのだしものを奉納しました。
【新橋町 阿蘭陀万歳】
奉納の一番手は新橋町の阿蘭陀万歳です。 長崎検番の芸妓衆があでやかに舞うと、ユーモラスな表情の万歳と才蔵が登場します。
長崎に流れ着いたオランダ人が生計を立てるため万歳をして家々を回る様子を異国情緒たっぷりの踊りで表現しました。
【諏訪町 龍踊】
200人を超える大所帯で龍踊を奉納したのは諏訪町です。 かわいらしい子龍に青と白2匹の龍が踊り場で天高く舞います。
玉を見つけ必死に追いかける龍の動きを「優雅に、勇壮に、美しく」表現しました。
【新大工町 詩舞と曳壇尻】
「町内総参加」を掲げる新大工町の奉納は女性陣の「詩舞」から始まりました。
10人の舞人が扇を手に凛々しくも美しい所作で群舞を披露します。
次は、しなやかな舞から一転、男性陣による曳壇尻です。
20人の根曳、全員が初挑戦ですが、息のあった力強い曳き回しを披露しました。
【榎津町 川船】
榎津町の川船です。 網打船頭を務めたのは小学3年・古賀優多くん。
31年前に網打船頭をした父・友一朗さんも根曳として見守ります。
波の助けもあり、見事一網打尽に仕留めました。
船回しでは網打ちで獲った魚を諏訪神社に献上するために、急流に乗るようすを力強く表現します。
【西古川町 櫓太鼓】
相撲とゆかりの深い西古川町のだしものは櫓太鼓と本踊です。
戦禍のウクライナから避難してきた高校生・エゴール・チュグンさん。
相撲を続けられる感謝の気持ちを込めて、堂々とした演技を披露します。
迫力ある弓さばきに、観衆からも大きな拍手が贈られました。
【賑町 大漁万祝恵美須船】
トリを飾ったのは、賑町の大漁万祝恵美須船です。
長崎くんちで唯一、「海の漁」を表します。
石畳を海に見立て、恵美須姿の船頭が見事に生きたタイを釣り上げました。
(2025年10月7日放送)
長崎くんちの前日の奉納踊りは、テレビ長崎動画サイト「モッテレ」にてノーカットで公開中!