【ひらめきをカタチに　想いをアプリに】①スマホアプリ開発バトルを地元で初開催 ～Love Tech Nagasaki～

2022年秋、長崎で２つの大きなハッカソンが開かれました。"日本最高峰"のハッカソンの本選＝決勝大会を長崎に誘致。決勝大会をきっかけに、地元チームを集めたハッカソンも企画されました。同時開催された講演会もあわせて、全４回でシリーズでお伝えします。

１回目は、地元ハッカソンです。

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10月、長崎市のホテルで、あるイベントが開かれました。豪華な結婚式場で繰り広げられたのは...スマートフォンのアプリ開発バトル「ハッカソン」です。ハッカソンとは、ハッキングとマラソンを掛け合わせた造語です。寝る間を惜しんで約24時間でアプリを開発し、その出来栄えを競います。

ハッカソン大会「Love Tech Nagasaki」は、10月15日(土)、16日(日)の２日間、KTNテレビ長崎が主催して初めて開きました。

11月に長崎で本選大会を開く全国トップレベルのハッカソン「SPAJAM2022」の実行委員会のサポートを受けて実現しました。審査員やメンターには、業界トップ企業のエンジニアや過去の大会の優勝者を送り込んでいただきました。運営もSPAJAMに準じた本格的なハッカソンです。

参加したのは８チーム、30人。長崎市や佐世保市、熊本市から、大学生や高専生、社会人チームが集まりました。ほとんどが、ハッカソン初体験です。

当日発表されたテーマは「四季」。翌日・日曜日の午後2時までに　スマホ上で動くアプリを開発しなければなりません。

まずは全員で　アイデアを出し合う「アイデアソン」です。四季　から連想する言葉や絵を描きながら、イメージを膨らませていきます。

そしていよいよチームに分かれて、開発スタート。アイデアを練り上げ、どのような技術を使って、どんなデザインに仕上げるのか。議論を繰り返してゴールを目指します。

プログラミングが初めてというチームも多かったものの、ツールを使ったりメンターに質問しながら、自分たちが考えたアイデアをどうやったら形にできるのか、集中して開発に臨んでいました。

そして、まる1日でアプリを完成させました！発想や技術に加えて、プレゼンも評価の対象です。それぞれのチームが、四季というテーマのもと、育成ゲーム感覚で　歩いた歩数で　冬は雪だるまが大きくなるアプリや、景色の良い場所に来ると　画像認識で俳句が出てくるアプリなど、個性豊かなプレゼンで　開発の成果を発表しました。

見事最優秀賞を獲得したのは、気温と天気の情報、地図上に登録した情報から、その時の気分に応じた音楽を再生するアプリを作った熊本高専の「NITKC」チームが獲得しました。

熊本高専チームは、11月19日、20日に長崎市で開かれるSPAJAM2022 の本選大会にオブザーバー参加して、全国の精鋭たちと同じテーマで開発に挑むことになりました。

（つづく）