番組審議会報告

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第553回番組審議会 2021年1月26日

第553回番組審議会は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、委員全員が集まっての会議は開催せず、各委員がリポートを提出する「書面審議」とした。そして、各リポートを踏まえ、菊森委員長と番組審議会事務局長の徳川晃尚が1月26日に面談会議をして、審議番組についての意見をまとめた。

『マルっと!!年末スペシャル~あしたを笑顔にするために~』
(テレビ長崎制作)
放送日時 2020年12月25日(金) 16時25分~19時00分

出席委員(順不同・敬称略)

菊森 淳文
田崎 智博
柴田 守
石川 由香里
近久 宏志
大川 綾
内田 輝美
相本 倫子

以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議の概要(委員からの主な意見)

「マルっと!!年末スペシャル~あしたを笑顔にするために~」(2020年12月25日(金) 16時25分~19時00分)について
・新型コロナに振り回されたこの1年の総括と来年への展望がよくまとめてられていた。1年を締めくくるのにふさわしい番組だった。
・商店街からの中継や「五輪出場内定選手」「伝統野菜で長崎雑煮を作る」等の企画・特集は、コロナ禍での厳しさなどが良く表現されていて、経済的なキャンペーンや延期されたオリンピック・パラリンピック、郷土料理への関心につながった。
・感染症に関する特集は、長崎大学・泉川公一副学長の解説がわかりやすかった。内容も興味深く、実践的、かつ今後に希望が持てる話題が提供されていた。
・新型コロナウイルス関連のニュースは、情報提供とあわせて、自治体の政策等問題点の指摘、地域や状況を勘案した情報の出し方にも工夫が必要だ。また、「クラスター」「オーバーシュート」など横文字が多いため、わかりやすい説明を付けるようにしてほしい。
・生放送であるが故の時間配分のまずさ(視聴者プレゼントの最後の1つが放送時間切れで紹介できなかった)や言い間違いが目についた。また、退職するアシスタントの女性が「主人の転勤で・・・」と言ったことが気になった。「夫」等言い換えた方がよかった。
・出演者の「仲のよさ」が感じられる一方で、各出演者が意図的でないとしても理想的な「家族モデル」を想起させてしまっているのではないか。家族のあり方が多様化する昨今なので、今後、多様性やSDGs(持続可能な開発目標)、放送の公共性なども踏まえながら、表現について考えてほしい。
・『マルっと!』は情報番組と報道番組の垣根をなくした新番組とのことだが、良くなったところが見いだせない。常に激しい時代の変化に敏感に対応し、多角的な視点で長崎を見つめなおし、常に問い、模索し続ける姿勢であってほしい。
などの意見が出た。
KTN番組審議会事務局 095-827-8183
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