番組審議会報告

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第556回番組審議会 2021年4月14日

第556回番組審議会は、2021年4月14日、テレビ長崎で開催され、下記番組について審議した。

『Lovebaby 子育てと新型コロナ』
2021年3月27日(日)15時25分~15時55分

出席委員(順不同・敬称略)

菊森 淳文
田崎 智博
柴田 守
石川 由香里
近久 宏志
大川 綾
内田 輝美
相本 倫子
以上 8名

欠席委員(順不同・敬称略)

なし

審議番組は、KTNが局キャンペーンとして展開している「Lovebaby」の一環として制作され、プロデューサーを務めた増田朋和編成局長は、「今回は、新型コロナ禍においての子育てを考えてみるということ、どのような取り組みが行われているかということについて、一つの気づきの導入としてお伝えしたかった」と説明し、報道制作部の増田潤一郎ディレクターは、「子供たちの生活にコロナがどういった影響を与えているのか。こういった体制を整えれば子供たちが元気に過ごしていけるというところを、説明、紹介したいと思い取材を進めた」と述べ、渡海竜馬ディレクターは、「一つの内容にしても、視点を変えた取材をもう少し行いたかったという思いは正直ある」と述べた。

審議の概要(委員からの主な意見)

・「誰に何を伝えたい番組なのか?」と思った。お母さんたちの不安な声が番組からは、聞こえてこなかった。アナウンサーが、言葉でまとめたという感じだった。
・紹介されている取り組みは、コロナ禍だからというわけではないように感じた。そもそも出産や子育てに不安はあると思う。「withコロナ」の状況での子育てにもっと踏み込んでほしかった。また、県や市など行政のサポート情報を伝えたほうが良いと思った。
・番組で紹介されていた取り組みは、広く応用できそうで、様々な活動や挑戦から、コロナ禍でもやれることはあるという勇気をもらった。情報提供の意義はとてもあると思う。
・「こういうことをやっています」「ああいうことをやっています」というよりも、どのような失敗があり課題を乗り越えたのかを伝えなければいけないと思う。特定の施設の宣伝のようなパートが必要なのか、疑問を感じた。
・「それだけ...」という感じがあった。発見もなかった。もっと先に進んだ問題提起があってもいいと思った。番組進行役についての冒頭の紹介やコメントで「子供がいる」「出産、育児をしたいと思っている」とするのは、そうでない視聴者は、この線から入ってこないでね、というように感じてしまう。
・子育てをする側の不安、コロナ禍で何がどう変わったのかからスタートしたほうがいいと思った。一つ一つの事柄をもう少し掘り下げることができたのではないかと感じた。

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